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09月02日-02号

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  1. 姶良市議会 2021-09-02
    09月02日-02号


    取得元: 姶良市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 3年 9月定例会(第3回)令和3年第3回姶良市議会定例会議事日程第2号                         9月2日(木)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一 般 質 問                     │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│             令和3年第3回姶良市議会定例会               │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││    令和3年9月2日(木)本会議      ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 3時14分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 1|新福 愛子 |出 | 9|上村  親 |出 |17|谷口 義文 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 2|竹下日出志 |出 |10|森川 和美 |出 |18|小山田邦弘 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 3|国生  卓 |出 |11|岩下陽太郎 |出 |19|萩原 哲郎 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 4|峯下  洋 |出 |12|松元 卓也 |出 |20|堂森 忠夫 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 5|田口 幸一 |出 |13|湯元 秀誠 |出 |21|      |  |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 6|湯之原一郎 |出 |14|堀  広子 |出 |22|有川 洋美 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 7|鈴木 俊二 |出 |15|吉村 賢一 |出 |23|犬伏 浩幸 |出 |│    ├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    | 8|湯川 逸郎 |出 |16|和田 里志 |出 |24|東馬場 弘 |出 |├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  23人    欠席 0人                 │└───────────────────────────────────────────┘┌─────────┬────────┬───────┬────────┬───────┐| 本会議書記氏名 │  事務局長  │ 迫田 耕蔵 | 事務局次長  | 竹中 裕二 │└─────────┴────────┴───────┴────────┴───────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │市民生活|吉永 惠子 |消 防 長|米澤 照美 |│ 第121条 │    │      │部  長|      |    |      |│ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長|宮田 昭二 |保健福祉|濱田 耕一 |水道事業|新門 哲治 |│ めの出席者 │    |      |部  長|      |部  長|      |│ の職氏名  ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |教 育 長|小倉 寛恒 |農林水産|田代 信彦 |総務部次|今別府浩美 |│       │    |      |部 長 兼|      |長兼庁舎|      |│       |    |      |蒲生総合|      |建設課長|      |│       │    |      |支 所 長|      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |総務部長|松林 洋一 |建設部長|松里智一朗 |総務部次|原口 浩幸 |│       |    |      |    |      |長危機|      |│       │    |      |    |      |管監|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部長|髙山 八大 |教育部長|塚田 佳明 |企 画 部|松岡  力 |│       │    |      |    |      |次 長 兼|      |│       │    |      |    |      |企画政策|      |│       │    |      |    |      |課  長|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |市民生活|原口 理恵 |建設部次|有江 浩文 |水道事業|岩下 伸一 |│       |部次長兼|      |長兼都市|      |部次長兼|      |│       |男女共同|      |計画課長|      |施設課長|      |│       |参画課長|      |    |      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |保健福祉|向江 美喜 |建設部次|川崎 久志 |総 務 部|堂路 温幸 |│       |部次長兼|      |長兼建築|      |財政課長|      |│       |健康増進|      |住宅課長|      |    |      |│       |課  長|      |    |      |    |      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |保健福祉|野村 昭彦 |教育部次|北野 靖往 |企 画 部|湯田 広美 |│       |部次長兼|      |長兼教育|      |デジタル|      |│       |保険年金|      |総務課長|      |行政推進|      |│       |課  長|      |    |      |課  長|      |│       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       |農林水産|萩原 安信 |教育部次|前田 浩二 |    |      |│       |部次長兼|      |長兼学校|      |    |      |│       |農政課長|      |教育課長|      |    |      |└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               9月2日 ○議長(東馬場弘君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(東馬場弘君) 本日の日程は、配付しております議事日程のとおりであります。 ○議長(東馬場弘君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は4名の一般質問を行います。順次、発言を許します。 まず、15番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆15番(吉村賢一君)     登      壇  おはようございます。市民くらぶ、吉村賢一、議席番号15番でございます。 今日は、姶良市を都市として俯瞰的に見るという表題で質問させていただきます。質問の要旨の中で、1と4と7と8については、より突っ込んで質問させていただきたいと思っています。 質問の要旨1、道路網の整備について。 国道10号は、白浜地区において4車線化整備の緒が見えてきた。しかしながら災害時に鹿児島市と結ぶ迂回路は、どのように考えているのか伺います。 一方で、加治木市街地から隼人町小浜までの混雑は30年まったく変わらないが、この区間の渋滞解消策の長期計画のめどはどうなっているか伺います。 また、市の主要な街路計画はどのような年次計画になっているか。 要旨2、旧3町の一体化について。 今回の新庁舎建設は、その一歩を踏み出すものと捉えたい。すなわち、それぞれの地域の核が再編され、全市民が本庁舎から遠隔地にあっても不便を感じない福利厚生が担保されるものと思うが、どのような取組方を考えているか。 要旨3、市民参加について。 納税通知書、市民がよく税金を取られるという。この言葉は何年来使われているのだろうか。ロンドン市役所では分担金の文字が使われているようである。そのように通知書名を変更できないか伺います。 要旨4、都市の定員と公共施設について。 理論的に1人の市民の増加は、水の供給、下水の排水、生活空間として住環境の整備、公園や福祉の充実が求められます。姶良市の人口の目標とこれらの受入れ体制(住民の最低限の生活環境基準)は十分か伺います。 要旨5、保育・教育の場としての都市について。 保育所、幼稚園、児童クラブなどは充足しているか。 要旨6、都市のコミュニティについて。 コミュニティをつくる人間は、必ずしも同質のものではない。様々な人が集まり、共同で考え、共同で行動することが重要であるが、自治会加入者の減少傾向をどう見るか伺います。 要旨7、姶良市の魅力は何か。 住みやすい環境、訪れる人を温かく迎え入れるまちではないかと思うが、市の方針はいかがか。 要旨8、今までの質問を振り返って、姶良市が中長期的に目指すまちは、具体的にどのような計画になるか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。吉村議員のご質問にお答えします。 姶良市を都市として俯瞰的に見るについての1点目のご質問にお答えします。 国道10号は、本市と鹿児島市を結ぶ主要な幹線道路であり、災害で通行止めになった場合の迂回路は、危機管理上、重要であると考えております。 具体的な迂回ルートとしては、九州縦貫自動車道を通るルートと、鹿児島蒲生線伊集院蒲生溝辺線などの県道を通るルートの大きく2つがあると考えており、このうち、県道を通るルートにつきましては、未改良区間がありますことから、鹿児島市と連携し、毎年、期成会等を通じて整備推進の要望を行っております。 次に、加治木市街地から霧島市隼人町小浜までの渋滞解消策の長期計画については、現在、国道10号のバイパスとして位置づけられている隼人道路で、4車線化工事が本格化しておりますことから、4車線化後の交通状況等を見据えながら検討する必要があると考えており、今後も国及び霧島市と連携し、渋滞解消に向けた協議を関係機関と進めてまいります。 次に、市の主要な街路計画の年次計画について、平成30年度に事業着手した朝日町通線は、これまで主に用地買収等を進めてきており、来年度から工事に着手する計画となっております。 本年度に新規事業化した帖佐駅前広場は、令和4年度までをめどに用地買収等を進め、5年度から工事に着手する計画としております。また、県が整備を行う帖佐駅三拾町線につきましては、駅前広場同様、令和5年度から工事着手できるよう計画されております。 今後、事業化する街路計画につきましては、実施計画を作成する中で、優先度や年次的な財政状況など総合的に検討した上で決定してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 平成22年3月23日、3町合併により姶良市が誕生し、12年目を迎えました。 「県央の良さを活かした、県内一くらしやすいまちづくり」、そして「可能性全開!夢と希望をはぐくむまちづくり」の基本理念の下、3町合併がもたらす成長する地域のイメージと相まって、子育て世代の増加により、県内の市では唯一人口が増加し続け、企業の進出や雇用の創出による産業振興が図られております。 平成27年度には、市民、地域、行政による協働の確立として、校区コミュニティ協議会を創設しました。 今年度からは、各協議会が企画・提案し、地域住民が主体となって実施する地域活性化や自主的な活動に対し、企画提案型校区活性化事業補助金により支援を行っているところであります。 平成29年4月には市民サービスの向上を図るため、土曜・日曜、祝日にも住民票等の交付ができるようイオンタウン姶良内に「あいぽーと」を開設し、令和2年1月からはコンビニ交付も開始しました。 平成30年10月には、中山間地域にお住まいの高齢者等の交通手段として、予約型乗合タクシーの運行を開始し、利便性の向上を図っております。 さらに、現在、中山間地域の北山地区・上名地区・漆地区において光ファイバーの整備を行っており、整備により、都市部等からの移住や交流人口、関係人口の増加に期待しております。 姶良本庁舎や加治木・蒲生の両複合新庁舎の建設においては、来庁者の利便性を高めるため、各種の手続が同じフロアで行えるワンフロア化の導入や、プライバシー確保の観点から安心して相談のできる相談スペースを確保するなど、市民にとって利用しやすい施設とする計画であります。 併せて、各庁舎は、防災拠点としての機能及びまちづくりの拠点としての整備を進めるとともに、庁舎周辺の施設を利用するための路線バス、コミュニティバス等公共交通ネットワークの充実を目指しております。 市としましては、今後とも、社会経済情勢アフターコロナを見据えながら、どの地域にお住まいでも不便を感じさせないまちづくりに努めてまいります。 3点目のご質問にお答えします。 市税にかかる納税通知書については、地方税法第1条に定義されており、昭和38年4月1日公布の地方税法の改正により、「徴税令書」から「納税通知書」に名称が変更されております。 これにより、現在に至るまで、本市においても「納税通知書」の名称により納税義務者に通知書を送付しているところであります。 上位法である地方税法の定めにより納税通知していることから、市独自の判断による変更は難しいものと考えております。 4点目のご質問にお答えします。 本市は、第2次総合計画において、計画の目標年次の2025年時点で人口8万人を目標としております。 本市の立地適正化計画における生活サービス機能の分布状況を見ますと、例えば、スーパーマーケットなどの商業機能については、用途地域内に集積しており、老人ホームなどの介護福祉機能については、市内の各所に点在しております。 また、保育所などの子育て機能については、帖佐駅周辺などの鉄道沿線と国道10号沿いに多く分布しており、スポーツ施設などの社会体育機能については、用途地域内と蒲生総合支所周辺に分布しております。 これらのことから、本市が市民生活に必要な機能を備えた利便性の良いまちであり、それが人口増加につながっているものと考えております。 5点目のご質問にお答えします。 姶良市内の保育所は14か所で、定員925人に対して入所児童902人で、充足率97.5%となっております。認定こども園は13か所で、定員1,247人に対して入所児童1,151人で、充足率92.3%となっております。小規模保育施設事業所内保育所は4か所で、定員76人に対して入所児童68人で、充足率89.5%となっております。幼稚園は6か所で、定員580人に対して入園児童は503人で、充足率86.7%となっております。児童クラブは25か所に委託し、定員908人に対して月平均利用児童は647人で、充足率71.6%となっており、本市の保育・教育の場は充足しているものと考えております。 6点目のご質問にお答えします。 本年5月1日を基準日とした自治会からの報告に基づき算出している市全体の自治会加入率は79.1%となっており、昨年度から、およそ2%の減少となっております。 自治会加入者の減少については、多くの自治体が抱えている共通の課題であり、本市においても例外ではないと認識しております。本市は転入者も多く、自治会加入について多様な考えを持つ方が増加していることも、これらの要因の1つであると考えております。 加入者の増加に向けて、それぞれの自治会におきましては、自治会内での協議や自主的な取組を行っておりますが、その上で、自治会運営推進会議校区コミュニティ協議会や行政が一体となり、引き続き支援を行ってまいります。 7点目と8点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 県央に位置する本市は、豊かな自然と悠久の歴史を持ち、これまで育まれてきた文化と豊富な人材に恵まれるなど、多くの可能性を発揮しつつあり、市制施行から12年目を迎えた今もなお、成長し続けていると認識しております。 市におきましては、第2次総合計画に基づき、コロナ禍であっても姶良市が持つ大きな可能性を伸ばし続けていくため、各種施策に取り組んでいるところであります。 まずは、子育て世代の方々を支援するため、親子が気軽に集い、相互に交流し、子育てに関する活動を行う団体等との情報の共有化、市民への情報発信、相談窓口の強化・充実など、その拠点となる全天候型子ども館の整備を進めております。 また、帖佐駅前の広場については、バスやタクシーなどの乗り継ぎを安全かつスムーズにできるよう利便性を高めるとともに、若者が気軽に楽しみながら「街あるき」などができる、にぎわいをもたらす場としての整備を、県と連携して進めているところであります。 市としましては、前期基本計画を検証しながら市民の声を反映させ、来年度策定する後期基本計画にもつなげ、市民の皆様が安心、安全に過ごせるような施策を引き続き展開してまいります。 以上、お答えといたします。 ◆15番(吉村賢一君) まず、人間にとって都市、まちというのは何かということで考えてみたわけです。 都市というのは人間の集積であり、人間が、いわゆる定着する空間であると、そういうような定義づけが学者の間ではありました。それと、アメリカでは神が農村をつくり、人が都市をつくるということわざもございます。 都市の空間的な基礎というのは、コミュニティ地域社会だと思われるわけなんですが、その中で移動性を持ち、都市はそこに公共的空間を与えてきた、あるいは与えている状態ではなかろうかと思います。 そこで、その都市という概念について、市長のほうでどういうふうな解釈といいますか、気持ちを持っておられるか、まずお伺いしたいと思います。突然でございますが。 ◎市長(湯元敏浩君) 一般的概念は、私は持ち合わせておりませんが、個人的な概念を申しますと、都市というのは様々な人間が共有し合う空間を基に、様々な考えを基に成り立たせる、本当に人間が高度に発展した中での共同生活を行うところではないかと私は思っております。 ◆15番(吉村賢一君) 市長のその解釈も是なりと思います。 農村の場合は生産と職場、あるいは家庭がほぼ一致していたわけなんですが、都市の場合は住居と職場が離れているケースが多い。その間に第三者的な空間、公共的な空間、道路、交通、あるいは公園、そういった公共施設が入ってきます。それで、その都市をいろいろ制御していくというか、整理していくのが行政の努めであろうかと思います。 そこで、要旨1に入りたいと思います。 道路網の整備なんですが、道路網においては、いわゆる人間に例えると血管ということになるかなと思うんですね。その血流をよくするための道路の整備というのは、非常に重要なことであるし、そのまちが生きるか死ぬか、あるいは活性化するかというのは、その整備にも関わっているというふうに思われます。 そこで、加治木町で話を聞きますと、加治木町民は道路整備は姶良地区だけ合併してからは進んでいるよというような話は、よく聞くわけです。私はそうではないと。合併時点で、加治木地区にはそういう道路を整備する計画が、実施計画、あるいはそういう準備された計画がなかったから遅れているんじゃないかなというふうに答えているわけです。 例えば松原線の場合は、森山踏切まで完成しました。天神通線は買収中で形が見えつつあります。市全体として、順次どの路線整備を考えているか、続いてお伺いしたいと思うんですが、木田橋の改良も完成しました。 ただ、これで須崎地区の今度またプリントネットですか、企業誘致で増加する車両交通量に、これで耐えられると思っておられるかどうか、まず木田橋の、完成しましたけど、それで十分か、また東岩原の交差点から加治木運動場につながる新街路構想の必要性はないものかどうか、この都市計画街路の考え方についてお伺いします。 ◎建設部長(松里智一朗君) 加治木地区におきます街路整備についてのご質問であります。 議員からお話がありましたとおり、木田交差点の木田橋の部分についての交差点改良が終了いたしました。須崎地区におきましては、様々な工業立地が進んでおりまして、現在、先日完成しました木田橋の交差点で、一定の渋滞解消の効果はあったと考えております。 今後の交通状況を見ながら、今後の整備につきましては、また検討を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) パネルをお願いします。 これは、平成28年8月19日、全員協議会の資料として出されたものなんですが、この街路の全体計画がこういうふうにございます。 これは全体計画ですから、もう少し具体的なところに入っていきたいと思います。 例えば、これでいきますと、先ほど言っていました朝日町通線ですか、これが明瞭に出てきています。それから、この右上にある加治木高校通線ですか、加治木工業高校、加工通線というふうに言っています。これについては、いろんな、以前に協議があって、ここを整備していくという話、いわゆる栗野加治木線の県道から東側です。この整備予定はいつになるかというのは、既に質問されるところなんですが、この計画はどういうふうになっていますか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 加工通線のことでよろしいと思うんですけれども、ただいま都市計画におきまして、街路事業のほう進めているところでございます。また現在ご指摘のございました朝日町通線、また帖佐駅前通りについて、今、事業を行っております。 その加工通線につきましてでございますが、これはもう全体的になんですが、かなりの費用がかかってきますので、そこについて、現在のところ、加工通線のほうに入るというのは、今、考えていないところでございます。 また全体的には、まちは移り変わっていきます。その移り変わるまちの状況によりまして、また適正な整備方針を立てた上で、事業のほうに取りかかっていきたいとは考えております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) この市の街路計画に続いていきますが、やはり、何かやったら、次、じゃあ次の路線はいつ頃に、目標年次として20年先までとか、あるいは10年先までにはこれを手がけて完成させていきたいというような、そういう具体的な計画が見えないというところが、ちょっと絵だけになってしまってまずいなというか、「うーん、どうなるんだろうな」というのが、市民からよく問われる話なんです。 続きまして、パネルをお願いします。 ここの帖佐駅三拾町線です。米山交差点がいつも混むわけです。この帖佐駅三拾町線が伸びていけば、米山交差点の渋滞が解消していくかと思うんです。このパネルでいきますと一番上のほうの赤い斜め線、これがいつ頃になるのか。実際に、具体的に動きを始めているのかどうか。単なる絵にしかすぎないのか。 それと、家を新築する、何らかの形でやるときは、用途制限、建築確認申請の時点でいろんなセットバックをしてくれとか、そういう条件をつけていると思うんですが、そこらはきっちりどういうふうになっているか。それと、これはいつ頃の着手するのか、あるいはいつ頃まで完成したいのか、その辺が見えないものかどうか伺います。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 帖佐駅三拾町線のことでございますけれども、米山交差点の渋滞に関しては承知しているところでございます。 また、この川内加治木線に際してお話しいたしますと、また弥勒交差点付近の渋滞というのも同じ路線の中で発生しております。ですので、ここだけという解釈じゃなくて、広域的な整備が必要ではないかというところを、今、考えているところでございます。 また、先ほどご指摘ございました計画決定が打ってあります路線に対しての許可といいますか、建築制限といいますか、その件のご質問でよろしいですか。 その件につきましては、都市計画法の53条に基づきまして、計画決定が打ってある路線につきましては、建築の用途次第では建てられる、建てられないというのが関わってまいります。 また木造、鉄骨造の二階建て等の建物であれば規制を受けないと、ただ許可が必要でありますということがございますので、その際につきましてはまちづくりの一環ということになりますので、ご理解をいただきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) なかなか非常に計画であって実行にいく姿が見えないというのが、非常に残念というか、何かこの期待をしていいのか、期待をしてよくないのか、というのは、実は私も以前の都市計画街路に引っかかりまして、家をセットバックして造ったことがあります。ところが、それは実はこの時点で廃止されました、その路線は。 ですから、何かもう、50年たって駄目だったんです。そういう具体性のない、結果的には50年もほっていると情勢が変わってしまいまして、必要性が変わってしまったんでしょうけど、そのぐらい協力していても身にならない、そういう計画であると、市民も協力しづらくなると思うんです。 そういった意味で私は計画年次をある程度しっかり示して、いついつまでにこうしたいから協力を頼むと、そういう姿勢がないかどうか伺います。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 長期的に未着手である路線につきましては結構ございます。今、未着手、全体で姶良市が計画決定を打っている街路につきましては39路線ございます。その中で未着手となっているのが6路線ほどございます。 この見直しにつきましては、平成28年度に国からの通知に基づきまして、長期的な未着手路線については検討を行うべきであるということで、ちょっと示されたところがございます。それを受けまして廃止路線もしくは幅員の変更とか実施をした経緯もございます。 ですので、今、置かれている39路線につきましては、まだ都市計画上、まちづくりに必要だということで、一応路線的には残している路線でございますので、その辺り、いつの時期にということ、こちらも申し上げたいところもございます。ただ、まちは移り変わってまいります。ですので、あまりにも長期的な計画を示すことは、なかなか難しいところがあるのではないかということは感じているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) もうちょっと具体的にやっていく、具体的に市民に示すという作業をお願いしていて、ちょっと前に戻りますけれども国道10号について、先月の17日に通行止めになったんです、あの区間が。その際に、鹿児島からたまたま家へ来る人がいたと。だけど、この周知の方法がなくて、その人に直接連絡をして、じゃあ、吉田回りかな、あっちへ来れば大丈夫だよという周知をしたわけですけれども、そういったのは、ある意味で行政も鹿児島に限らず霧島に行く場合も、豪雨のときは、これ、例えば100mm以上だったらここは通れないから、こっちへ迂回するというのを、たまに情報として流しておくほうがいいんじゃないかなと。そしたら渋滞なり、あるいはもう交通、もう行けないよという状況に落ち込んでしまって、身動きできない状況というのが発生すると、いわゆる経済的にも大きな損失だと思います。 そういった意味で、情報をあらかじめこういう迂回路があるよ、霧島に行くにはこういう迂回路があるよと、この路線はこういうときは危ないよというようなのを流すというふうな考えはないのかどうか伺います。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 今、議員からお話がありましたのは8月17日、連続雨量が200mmに達しますと、竜ヶ水のところに降雨計が設置してございまして、国道10号は通行止めになります。このときに、鹿児島国道事務所のほうから、ホームページ等を通じまして、市長からも答弁がございました迂回路についてはご案内をしているところです。 鹿児島と姶良市を結ぶこの道路ということで、市長から答弁等ありましたとおり、迂回路につきましては重要だと思っているところなんですが、国道10号の迂回路につきましては、基本的には国道事務所のほうからご案内さしあげております。 姶良市としましても、そこを補足する形で、知らないというわけにはいきませんので、問合せがありましたらご案内するという形でしようと思っております。 現実的には、今、ナビゲーションですとかスマホの地図アプリ等を使って、災害が起こった場合には、今回は雨量でしたけれども、災害が起こった場合には、どこが通行止めになっているかという、その時々の情報もございますので、そこを踏まえていろいろ情報収集いただければと思いますが、情報を我々も取りながら、問合せがあったときにはご案内ができるように努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 要旨2に行きたいと思います。 旧3町の一体化というとこで、今、3庁舎を結ぶバスです。巡回バス、いわゆる庁舎間を結ぶ巡回バスは、1日3往復程度の回数なんですが、これで十分間に合っているのかどうかお伺いします。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 現在、3庁舎間の巡回バス、運行しております。今年度につきまして、4月から7月までの実績ですが、大体1月に500から700人の乗車をいただいております。1日当たりで大体30人から35人ぐらい。1便当たりにしますと大体5人超ぐらいになります。ただ、この3庁舎間につきましては、昨年度に比べますと利用者の数が微増で、少し増えている状況にあります。 議員仰せのとおり、これで十分であるかというところにつきましては、なかなかちょっと判断に迷うところもございますが、ほかのコミュニティ路線のコミュニティのバスに比べますと、この3庁舎間バスの利用状況は好調と判断しております。 以上です。
    ◆15番(吉村賢一君) ちょっと話が変わるんですが、この一体化という意味で、それぞれ庁舎が整備されるとしたら、ロビーもある程度広くなるかなと思うんです。 その中で、例えば以前、観光課主体でやっていたかと思うんですけれど、いわゆる町内の、町内というか市内の観光地の観光写真とか、あるいはそういったものを展示したりしていたと思うんです。そういったことも、いわゆる市内3町間が一体化になる一つの素材になるかなと思います。ですから、そういった展示を考えるというのも一案じゃないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 3庁舎の設計につきましては、今、基本設計中でございます。市民のまちづくり、そういった観点から、一時的にそのようなイベントができるようなロビーの確保であったりとか、そういったことも検討しておりますので、庁舎完成後、そういった写真展示等のイベントができるスペース、そういったものは確保できるものと考えております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 3問目のほうにいきます。 この市民参加については、この納税通知書は、きっちり国の通達で決まっているということですが、これ実際に、他の市町村においても、もう、いわゆる全国統一でこのような文言になっているのか。難しいというふうに言われますけど、いろいろチャレンジするということも考える余地がないということでしょうか。 ◎総務部長(松林洋一君) 私どもが調べた限りでは、納税通知書を分担金と表記している市町村は、全国的にも見当たらなかったところでございます。 それから市長の答弁にもありましたとおり、いわゆる上位法令でございます地方税法のほうで納税通知書という表記がございますので、そのような表記を、どの市町村もしているというふうにご理解いただければと思います。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) そういうふうな決まりがあってどうしようもないというようなこともあるんでしょうけど、やはり分担金というような形にすると、お互いが、やはり分担してこの市を運営しているんだという感覚、いわゆる、そういうふうな市民一体型の素地も生まれるんじゃないかなと思うんで、もし、また余地があれば検討いただきたいと思います。 4番目に入ります。 都市の定員と公共施設ということなんですが、例えば人口8万人を目標としているわけです。それに見合う都市としての基盤整備ができているんだろうかと。あるいは全てにおいて、例えばこの水の供給、下水の排水、住環境の整備、公園、福祉、そういったものが全てにおいて8万人規模の市としては充足しているのかどうか、そこらは、あるいは充足していない分野もあるのかどうか、その辺のところはどういうふうにお考えかお伺いします。 ◎水道事業部長(新門哲治君) お答えいたします。 まず、水の配給につきましては、総合計画の中の人口ビジョンで8万人を目標としているところなんですが、水道ビジョンのほうで、それを基に給水、最大給水人口を7万8,900人と規定しておりまして、十分に充足される配水量は確保できていると考えております。 以上です。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 都市計画課のほうで公園についてお話しいたします。 姶良市におきましては、姶良市都市計画マスタープランの中で、都市公園法に基づく基準を適用しておりまして、1人当たり10m2以上という基準がございます。姶良市におきましては、現在、1人当たり15.2m2ございます。また、人口8万人になりました際には、14.4m2ですので、一応、10m2以上が基準となっておりますので、一応充足するということで考えております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 具体的に、例えば今、ちょっと公園の話がありました。公園の場合も面積的にはクリアしているというふうな話でした。 しかし、公園の密度といいますか、例えば児童公園でいいますと、小さい子どもが歩く範囲ですと500mなのか300mなのか、それなりの規定があると思うんです。それに密度に合うような形での公園の分布がなされているかというと、例えば加音ホールの東側の区域においては公園がありません。ほかにもあると思うんです。だから、ある程度、そういう密度的な配置というんですか、それまで配慮なされているかどうか伺います。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 公園の密度といいますか、配置に関してでございますが、こちらのほうも姶良市の都市計画マスタープランの中で、500m2以上の公園から250m以上離れている地域につきましては、公園利用不便地区として位置づけているところがございます。 その図面によりますと、今、ご指摘のございました加音ホールの東側、塩入地区ですか、こちらのほう。また、ほかの地区といたしましては西岩原地区とか加治木でいきますと新富地区、姶良でいきますとイオンタウン姶良付近とかございます。ただ公園としての位置づけでいきますと、そのような形にはなります。 ただ、広く広場とかグラウンドとか運動場、ここを一応考えますと、先ほどの加音ホールの横のほうには加治木運動場もございます。また、イオンタウン周辺につきましては姶良公民館のグラウンドもあります。また、西岩原地区につきましては、西岩原住宅の解体跡地につきまして、ただいま地域の要望によりまして、大体5分の2ほどをグラウンドゴルフ等の利用をしていただいているところもあります。 また新富地区につきましては、平成30年でございましたけれども、新富住宅をリニューアルといいますか、建て替えを行った際の残地になっているところにつきまして、一部整備を行いまして、地域の方々に利用をしていただいているところもございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 公共施設の充実度というんで、各行政統計資料で鹿児島県内の市町村を調べていったんですが、その中で姶良市は、結構いろいろ公共施設は充実しているんですが、ただ一つ目立つのは、プールがないんです。 プールがないのは、市でいいますと垂水市と姶良市だけでした。それから、19市のうちの、とにかく2つです。それから町が24町あります。そのうちの17町村は保有しています。すなわち43市町村のうちの34がプールを持っているわけです。 仮に、くすの湯の維持費が大変なら、そこにプールを造るといった発想もできないものかどうか、そのプールについてはどういうふうにお考えか、やはり子どもが遊べる、高齢者が歩行訓練する場としても、そういった施設があってもしかるべきではないかと思うんです。 先ほど来、言っていましたように、姶良市で公共施設が不足しているのは、プールが一番目立つというか、この一つだけが欠けているというふうに統計資料では読み取れております。この件について見解を伺います。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 市営のプールということでのご質問だと思いますが、これまでも議員の皆様からプールにつきましての考え方について、質疑を受けたこともございます。 その都度、実施計画の中で考えていくということでご答弁しておりますが、施設の財源的な部分、あとランニングコスト、あと現在市内には、今、民間サービスとしてプールを所有している企業もございます。 先日の教育長の答弁もございましたが、いわゆる民間、市中にあるプール等の有効活用ということも考えますと、現時点におきまして、すぐすぐに実施計画に掲載してという形には、なかなか難しいのかなと考えているところです。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 確かに民業圧迫、民間が先に造った、そういうふうな位置づけになっているかと思うんですけど、先ほど来、言いましたように、すみ分けというのはあると思うんです。子どものじゃぶじゃぶプールみたいなものでもいいわけですよ。 ですから、そういう、じゃあどこが不足しているかというのはまた検討できると思いますし、あの8万を目指していて、人口8万人を目指していて、そこがもう、全然ほかの市町村と比べて足りていないというのは、一つちょっともったいないと思いますので、ぜひ、まだ引き続き検討をお願いしたいと思います。 また住民の側から見た場合、新庁舎の建設より身近な生活環境の整備、そういったプールとかそういったほうが切実なんです。ですから、もうちょっとそういう公共施設全体を見て、どれが必要で、どれが必要でないか、先ほど、ちょっと例えがいいかどうか分かりませんけど、無理な施設はもう廃止して、経営的にです。それで、もう少し福祉的に効果がある施設を狙っていくというのも発想の転換として必要じゃないかと思います。 続いて、今度は例えば施設でいきますと高齢者の施設、これについて、高齢者も安心して住める街として福祉の方面でいきますと、高齢者福祉施設の個別状況、これについて担当課で私、いろいろ高齢者の方が姶良市に住みたいということで相談に行きました。どこが空いているか、どこがどういうふうな方々に向いているのか、あるいは空室があるのか、状況が市では分からないと。 これは、市がやるべきことではないと言えばそれまでなんですけど、例えて言いますと、養護老人ホームとか特別養護老人ホーム、公営で運営している市町村もあるわけです。 例えば、鹿児島、川内、曽於、霧島、志布志、ほか長島町、屋久島、大崎町、特別養護老人ホームについては川内、日置、南さつま、ほか大和村、伊仙町、軽費老人ホームについても鹿児島、奄美であります。 この辺についての、いわゆる高齢者の福祉施設については、市はどう取り組むつもりなのか、その辺についてのお考えを聞かせてください。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) 福祉施設につきましては、基本、民間が結構入っておりますので、民間でできない部分につきましては、公共として市のほうで考えていきたいというふうには考えているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 重ねて質問しますけど、先ほど言いましたように高齢者施設を、じゃあ、民間がたくさん保有して、実際に姶良市内にあるとしても、その状況をつかんでいる窓口としてはどこがあるのか。 つまり、さっきも言いましたように、じゃあ、空きがどこにあるのか、あるいは、ここはこういう人に向いているよとか、何か特色はここはどうなんだというのは、市がつかまえる必要がないと言われれば、もうそれで結構ですけど、その辺についての掌握している窓口は、どこになるんでしょうか。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) それぞれで長寿・障害であったりとか、そういったところで、ただ、同じグループホームでありましても、何件こういったのがありますということでのご紹介はしていると思いますけれども、このグループホームがいいですよと、こういうような個別的なご紹介はしていないところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) ここがいいとか悪いとかじゃなくて、ここはどういう特色がありますよとか、あるいは空きがありますよというぐらいも分からないのかどうかです。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) 個々の部分の空きにつきましては、現在では把握していないところでございますけれども、ご紹介をして、個々にお問合せをいただくというのが現状でございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) この件に関しましては、私も苦労して見つける道を見つけたんですが、やはり民間がやっているんです。そういう紹介を。 だけど、その民間がやっていることを、また紹介してくれればいいんだけど、それすら紹介してもらえなかったと。もちろん、何らかの手づるで分かったわけですけども。 ですから、せっかくたくさんあっても、じゃあ、みんな、一覧表をもらって、一回一回問い合せするのということになるわけです。見にいかなきゃいけないわけですけど、空いていれば見にいくけど、まず空いているかどうかというのを、全部問い合せする、そういう状況があります。 ですから、もう高齢者が増えていきます。我々もだんだんそうなるんですけど、軽費老人ホームを含めて、もう少し高齢者がそういう家探しをする場合の窓口を、もう少し優しく丁寧にできるようにしたほうが、姶良市も高齢者だけ増えてもしょうがないという考えになると、またその辺は不親切でもいいのかなというふうな問題発議になりますけれども、そうじゃなくて、やはり高齢者にも子どもにも優しいというまちづくりを目指そうとすれば、その辺についてもしっかりフォローができるような体制をつくるべきではないかと思うんですが、いかがですか。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) 今、ご指摘のあった部分につきましては、少しずつでも改善していきたいと思いますけれども、ただ、こちらも承知し得ない、いろんな案内のホームページがあったり、そういったものをこちらも把握しながら、そういったホームページ等、こういうのがございますというような周知といいますか、お知らせ等を、ご相談があった場合にはしていきたいと思います。 ただ、やはりここがいいですよというのは、再三申し上げますけれども、こちらのほうからは申し上げにくいので、やはり居住したい施設については、やっぱり見ていただいたりとか、そういったことをしていただいて、ご利用いただければというふうには思っているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) なかなかそこら辺は、柔らかく考えるのは難しい立場みたいですけど、少しずつ柔らかくしてもらいたいなと思います。 5番目のほうに行きます。 保育・教育の場としての都市。 これは、もう数字が丁寧に示されていて分かりやすいんですが、これ現実に、保育所なんかの場合は需要数はつかんでいるけど、希望のところに皆さん入れているんでしょうか。そこを、質的な問題です。単純に定量的に充足しているというんじゃなくて、例えば兄弟いるからここに入れたいんだと。あるいは仕事の途中だからここに入れたいんだという希望があるかと思うんですが、そういうことに対して、しっかり答えられているのかどうか。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) そこにつきましては、保育につきましては、私的感情といいますか、私的理由についての要望というのは、なかなか聞くことができない部分がございます。 やはり空き保育所を利用するというのが前提でございますので、そういった部分で、そこをご紹介したとき、そこはもう嫌だと、ここしか駄目だという場合に、空きがない場合には、基本的に入れないというような状況になります。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) これは保育所に限るのか、あるいは認定こども園、いろんな幼稚園とか、そういったのに関しても、そういうことはきちっと現状をつかまれているかどうかお伺いします。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) 保育所に限ってではございますけれども、今現在、4月1日ではございますが、待機児童ということで17名ほどいらっしゃいますが、先ほど申し上げましたそういった希望で、自宅から二、三十分しかかからないところに空いているんですけれども、もうここの保育園、この認定こども園に行きたいというような方については、人数的な部分につきましては、現在、ちょっと把握していないところですけれども、いらっしゃるということは事実でございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) この件、要旨5については、最後になると思うんですが、例えば保育士とか、あるいは児童クラブであると指導員とか、そういったところは大丈夫なのか。 つまり、保育士いないから、そんなたくさん、逆に入ってきてもらっても大変だというのもほかの都市ですけど聞いたりするわけなんです。そこらは、ちゃんと指導する方は足りているのかどうか。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) 保育資格を持っている方は年々増えてはいらっしゃるんですが、基本的に家庭に入られたりとか、そういった形で報道等でもありますけれども保育士が不足しているとか、そういった部分はありますけれども、基本、現状で把握している中では保育士は足りている。いろんな部分で辞めたりした場合には、すぐに補充を募集して、運営するようにしているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) すみません。もう一つありました。ちょっと素朴な疑問なんですが、幼稚園は教育の場、保育所は遊びの場というのか、自由に遊びを楽しむ場と。そしたら、それぞれのよさがあると思われるんですが、幼稚園から小学校に入る、そういう基礎を学習した子どもたちは、学校入学に有利ではないかと思われるんですが、それについての保育所と幼稚園の格差というか、そういうものはないのかどうかお伺いします。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) 今のご質問が、幼稚園のほうは教育をして、保育園は教育をしていないという形での質問なのかなとは思うんですが、一応、保育の場合には、保育という形での厚労省の管轄の部署でございます。 ただ、今現在、やはり保育の場であっても、幼稚園と同様な感じでのいろんな分野の歌であったり、お絵かきであったり、字を教えておられるところもありますし、いろんなその保育園でのアピールしている部分、体育を一生懸命したりとか、そういった部分で、ただ単にお昼寝をして遊ばせてということではなくて、お遊戯会があったりとか発表会があったりとか、そういった部分で、教育という部分でしているので、幼稚園から行ったからよくて、保育園から行ったから悪いということはないというふうに思っております。 以上です。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) 付け加えましてお答えいたします。 現在、幼稚園そして保育園、そして小学校の連携部会というものを開いております。小学校へのスムーズな入学ということを目指して、そういった取組をしているところでございます。ですので、幼稚園、保育園の子どもさんも安心して小学校に入っていただけるものと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) もう一つ、あれでした。 先般、いわゆる通園の送迎バスに取り残されて熱中症になって死んじゃったという事例がありましたけれども、これはもう、当然指導は、市のほうで行っているかと思うんですが、その結果いかがだったかなというのを、これ、ちょっと補足させてください。 ◎保健福祉部長(濱田耕一君) それは幼稚園だったと思うんですけれども、基本、保育園はバスの送迎はできません。できるとしたら認定こども園がございますので、そこにつきましては、バスの送迎、幼稚園ということで送迎いたしますけれども、そこにつきましては通達をしているところでございます。 以上でございます。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 県のほうから、8月31日付で通知文がまいっております。保育所・幼稚園・認定こども園及び特別支援学校幼稚部における安全管理の徹底についてという通知文ですけれども、この通知文では、子どもの欠席連絡等の出欠状況に関する情報について、保護者への速やかな確認及び職員間における情報共有を徹底することとか、あるいは子どもの人数確認について、ダブルチェックの体制を取るとか、こういった通知文がまいっておりますので、幼稚園のほうに指導しているところでございます。 ◆15番(吉村賢一君) まだ、その結果は出ていないんですか。ただ指導を通達しただけですね。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) この通知文が来たのが8月31日でございますので、まだこれから、さらに安全確認を徹底して指導してまいりたいと考えております。 ◆15番(吉村賢一君) 6項目めに行きます。 この職場は市外、住まいは姶良市という方々、住民はどのくらいの比重でいらっしゃるのか。ちょっとお伺いしたいと思いますが分かりますか。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 今、議員仰せの部分につきましては、いわゆる姶良市における夜間人口、昼間人口という視点でお答えさせていただきたいと思います。 昨年、国勢調査がございましたが、この調査でも、ゆくゆくはこの最新のデータが出てくると思いますが、今現在、私どもが把握しているデータは、平成27年の国勢調査のデータに基づくものになります。 それによりますと、本市の夜間人口が7万5,173人、昼間人口は6万8,922人となっております。ただこの中で、特に昼間人口についてですが、昼間人口を計算するにあたりまして、市内へ、姶良市内へ、いわゆる通勤とか通学で流入される方が7,769人、反対に市外へ流出する人口が、通勤で1万2,232人、通学で1,788人の合計1万4,020人となっております。これが5年前の現状となっておるようです。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) そういった方々というのは、なかなかこの都市のコミュニティの中に溶け込めない方が多いのではないかなと思うんです。 ですから、そういったこちらには住んでいないけど、仕事は鹿児島だ、あるいは霧島だという方々、その辺のところをコミュニティとしてどういうふうに捉えて、どういうふうに仲間に引き入れるというのか、そういったのに対する施策というのは、施策はございますか。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 今、議員仰せのとおり、いわゆる通勤、特に通勤で姶良市に働きにきていただいていらっしゃる方々につきましては、いわゆる自治会への加入でありますとか、そういったものはなかなか難しいと思われます。 ただ、本市には自治会だけではなくて、同様に校区コミュニティ協議会という組織がございます。このコミュニティ協議会は自治会に入っていらっしゃる方々、自治会に入っていらっしゃらない方々、それだけではなくて、その中にいらっしゃる各種団体、企業、そういった方々も対象にして、共に地域づくりをしていこうという考え方でできている組織でございます。 校区コミュニティの中で、そういった部分に取り組まれているところ、なかなかそうはいかないところ、温度差はございますけれども、コミュニティの中には、地域の企業の方々にも様々な取組の中に参加していただくようにお声がけをしたり、もしくは定例的な会議の中に参加いただくよう努めている校区コミュニティもあることは事実であります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 7項目めに行きたいと思います。 姶良市を都市として俯瞰的に見て、姶良市の魅力は何かということなんですが、いろんな具体的にもう少し回答があるかなと思ったんですが、非常に大きなくくりの回答でございました。 姶良市の魅力、それから、それをどう生かしていくかというと、もう少し、この子ども館も、非常にこの間、議会と語る会でも評判がよかったんで、そういった整備が進んでいけば、また魅力が若干、若干というか大分高まるのかなと思っています。 それから帖佐駅前広場、これについては、今、自転車競技が、今度、蒲生でやる予定が中止になったわけですけど、こういうレンタサイクルなんかを利用して姶良市を走ってもらうという意味で、そういうレンタルサイクルコースを勘案するとか、あるいはレンタサイクルを考えると、帖佐駅前なり、あるいは場合によっちゃ加治木駅前を起点にしてやっていくと、そういうふうな考え方はないものでしょうか。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 今現在、市の事業として、いわゆるレンタサイクルを基にした事業というのを具体的に進めておることはございませんが、今、議員仰せのとおり、残念ですが9月20日に予定しておりましたジュニアロードレースは中止になりましたけれども、今回、これに取り組むにあたって、こちらのほうでも勉強になった部分、あと人脈、そういったものを活用しながら、いわゆる自転車を使った地域づくりにつきましては、少しずつ検討していきたいと考えております。 あと、市の事業ではありませんけれども、今年度、姶良市観光協会のほうで国の補助金を使ったまちづくりの事業を進めております。その中にレンタサイクルといいますか、イーバイクです。電動バイクを使った実証実験的な観光への取り組みというものも計画されておりますので、そちらの状況も見させていただいて、参考にできればと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 姶良市の今のシンボルとすれば、例えば日本一の大クスだとか、あるいは桜島の眺望だとか、あるいはクロツラヘラサギ、重富海岸の干潟とかそういうコンパクトな個性があるまちだなと私は思っているんですが、この姶良市の魅力というのは、市長はどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 一言に魅力といっても、いろいろな角度から魅力というものは語らなきゃいけないんで、短い時間の中では、なかなかあれですが、姶良市は10年前に、やはり3町が合併して、これまでの10年、諸先輩方が培ってこられたこの10年は、姶良市の一体化、3つの町が1つになって、外に向けて大きく発展していかなきゃいけないというふうに捉えた10年だと、私は理解しております。 そして、先の10年、姶良市制20年に向けて何をするかというところを、可能性をしっかりと考えられるまちであると、私は思っております。つまり、まだまだ伸びゆく可能性がある、だから、あと10年、姶良市はこのように発展していくんだということをしっかり考えられるまちである、そういった魅力を、各、いわゆる姶良市の外から見ていらっしゃる方々が感じているということを、私は肌で感じているところがあります。 つまり、成長するだけではなくて、成熟するために成長する、成熟を目指した成長をする、これがあと10年に目指す、私は目標と掲げていきたいと思っておりますし、それができる姶良市だと私は思っています。これは観光面においても、人材面においても、また市民の生活においてもですけれども。 ですから、逆に言うと足りない部分がいっぱいあるということなんです。成熟していないということなんです。ですから、成熟に向けた目標を持ってやらなきゃいけない。でもそれができるまちであるということが姶良市であると、私はそういう魅力を感じております。 ◆15番(吉村賢一君) 合併して10年でなされた事業というのは、私なりにざっとまとめてみると、米丸の灌排事業もありました。これから住吉池が始まるわけですが、あとは排水対策で、イオンとかAコープの前、エミール幼稚園の前の排水事業が取りかかられたと。それから認可保育園への助成が開始された。温泉券の多目的利用が図られた。これからは、文化と教育と歴史を生かしたまちづくりを、しっかりまだ、本当に身のあるものにしていってもらいたい。 それから、子どもに優しい、先ほども言いました高齢者にも優しいまちづくりを目指して、いろんな事業が引き続き前を向いて進められるように祈念して、私の質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで、吉村賢一議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午前11時08分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時18分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、20番、堂森忠夫議員の発言を許します。 ◆20番(堂森忠夫君)     登      壇  議席番号20番の堂森忠夫でございます。早朝から傍聴席においでくださいまして、皆様に感謝申し上げます。 早速ですが、質問に入ります。 質問事項1、くすの湯の温泉運営について。 質問の要旨1、姶良市温泉センターくすの湯は、オープン後、泉源が原因による故障や修理等が幾度も重なり、工事や営繕費用が想像以上の金額に増えている。合併後の設備や修繕費用等に、どれぐらいの金額を投資したのか。 要旨2、現状の運営の状態では、後世に負の遺産を継ぐことになるので、温泉を白湯に変更するなどの対策を図るべきと察するが考えを問う。 要旨3、くすの湯の周辺は、自然と水田に囲まれて心が和みやすい環境にある。この環境と施設を生かし、次代に沿ったアスリートたちなどの研修宿泊所として利活用に努められないか問う。 質問事項2、各施設等の運営状況と改善について。 要旨1、永原校区入口の市道沿いの市倉庫は、屋根面の一部が腐食し落下寸前であるが、修復してNPO団体等の活動拠点として管理運営を任せてはどうか問う。 要旨2、昭和時代の経済成長期に農産加工施設などが設置されたが、これまでの運営状況を問う。 要旨3、各施設等の利用や改善を図り、農産加工製品等の開発や施設の維持存続のために、地域の次代を担う育成を企画し、各施設等の活性化を推進できないか問う。 以上で壇上からの質問を終わります。次は、一般席から質問いたします。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  堂森議員のご質問にお答えします。 1問目のくすの湯の運営についての1点目のご質問にお答えします。 姶良市温泉センター「くすの湯」は、市民の健康増進と福祉の向上を図る目的で平成6年に設置された施設であり、その後、30年9月に新たな泉源により建物浴室等のリニューアルを施し運営をしております。 合併後の設備投資の主なものにつきましては、木質バイオマスボイラー施設整備におよそ5,000万円、新たな泉源掘削等におよそ1億7,000万円、建物等の改修におよそ1億9,000万円、リニューアル後に温泉ポンプの故障等に伴う工事におよそ1,900万円となっております。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 平成30年9月のリニューアル以来、短い期間で泉源ポンプ等の不具合が発生しており、その都度、修繕等の対策を講じ温泉運営を継続しております。市としましては、今後のくすの湯について協議するために、「くすの湯庁内検討委員会」を設置しており、現状の把握、課題の整理、運営方針などについて検討を行っているところであります。 次に、2問目の各施設等の運営状況と改善についての1点目のご質問にお答えします。 永原校区入口にある倉庫は、以前から書庫または資材等を保管する倉庫として活用してきました。倉庫という位置づけから、その管理を委託することは考えておりませんが、現在進めております各庁舎の建設後に倉庫としての活用方針を見極めた上で、貸付けや譲渡なども含めて検討してまいります。 2点目のご質問にお答えします。 本市では、地域の農産物等を利用した加工製品の開発等を行い、付加価値を高め、特産品としての販売を促進し、農林業の活性化を図ることを目的に、加治木・蒲生・姶良・小山田の4か所に農産加工センターを整備しております。 農産加工センターの運営状況は、地域の各農産加工グループが指定管理者となって施設の管理・運営を行い、物産館などや学校給食への出荷、各種イベントへの出店により本市の魅力を発信し、農林業の活性化等に貢献していただいております。 また類似施設として、農村地域住民の連帯感を高め、魅力ある生活環境をつくり、食生活等の改善を図ることを目的に、集会室と加工室を備える施設として姶良生活改善センター、三叉コミュニティセンター、加治木生活改善センター、蒲生ふれあいセンターなどを設置しております。 これらの施設の加工室は、主に一般市民の方々がグループで利用され、自家用としてのみそや菓子、たれなどの加工品を作り、地域の連帯感の向上を図っていただいており、令和2年度の利用実績は3,251人でありました。 3点目のご質問にお答えします。 施設の設置後、既に22年から46年が経過しておりますが、農産加工製品の開発・製造を持続的に行うため、備品等については施設管理者と連携を取りながら修繕や更新を行っております。 次代を担う若い方々が、新たな発想を持って商品開発を行う場合にも、生活改善センターなどの既存施設を利用していただけるのであれば、施設の有効活用と地域の活性化につながるものと考えます。 以上、お答えといたします。 ◆20番(堂森忠夫君) それでは、まず項目1のほうから入りたいと思います。 ここで非常に温泉のこの修理費等が、すごく金額が大きいということが分かりました。施設の建物の改修は1億9,000万円ですけど、泉源の掘削だけで1億7,000万円です。この比較をするとすごいなと、温泉1本掘るのにすごいなと思います。こういうことをずっとやっていけば、姶良市の福祉向上につながっていくのかなと、誰しもが思うと思うんです。 温泉をなくしろということじゃありません。施設をなくしろということじゃないわけですので、私がここで言っているのは、白湯にしなさいということを述べているわけです。文章にしてですね。 それに対しては、全然答えていないわけですけれども、まずはこの施設運営のこのような状況で、いつまた泉源が故障になるか分からないような状況で、また今後もこういうことをやっていけば、また今回も故障で1,900万円です。次回またこういうことがあれば、また2,000万円ぐらいは上がるんだろうと思うんですが、こういうことを繰り返しておいてよろしいんでしょうか。市長はどんなふうに考えていらっしゃいますか。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 このくすの湯につきましては、合併以前、それから合併以後におきましても、在り方検討委員会等を設置するなど、様々な議論に加えまして、アンケート等も実施されているようでございます。 その中で、その方向性と対策を講じられまして、例えばバイオマスボイラーの導入、それから新たな泉源の掘削、施設のリニューアル等々の対策が取られております。 今回の不具合を踏まえながら、答弁にもありますが、内部の検討委員会を立ち上げました。これは、さらに外部の検討委員会とつなげるものであります。 また、この施設が長く地元に、それから市におきましても親しまれている施設であるがゆえに、丁寧かつ慎重な議論が必要と思っております。 したがいまして、地元のご意見等を踏まえるなど、様々な方面から協議を重ねていって、方向性を見定めていきたいというふうに考えておる次第でございます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 地元と協議していくということでございますので、そこはその方向でおってもらいたいのですが、温泉にもいろんなのがありますので、いろんなよその温泉も見ながら、そしてまた温泉に頼らない方法もあると思うんです。いろんな温泉の泉質を生かして販売されているのもありますので、そういったものを生かしながら、そして、今、どこも全国を見ると木質バイオマスボイラーがすごく多く使われています。あっちこっちですね。 これの費用は、1設備およそ5,000万円ということでございますよね。ですので、泉源に頼らないで、やっぱりこのバイオマスのボイラーを、また壊れたら修理するぐらいの気持ちを持って、そういった方向に転換していったほうが、社会の流れがうまくいくんじゃないかなと、今、木材も少し上がってきていますけれども、燃料に使うところは出てきていますし、多く、それを活用するほうが今の時代には合っているんじゃないかなと思いますので、この木質バイオマスボイラーを、もうちょっと有効活用し、そしてまた子どもたちのこの木材の利用の研修にも生かせていったら理解度が深まると思うんですが、そういった木質バイオを使用した子どもたちへの研修等とか、そういった取組はされていないんですか。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) お答えいたします。 バイオマスボイラーを導入した関係の現地での学生に対しての勉強会というのは、まだしておりません。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) これからは自然と、やっぱり融合し、そしてまた自然のものを生かして社会の中に取り組んでいく、それがまた持続可能な社会づくりにつながっていくと思います。 今、国連は、そういったところに力を入れて、持続可能な開発というのを呼びかけていますので、そういうものと連携して、この温泉、くすの湯を生かしていけばと思います。 一応、要旨2・3、一緒に答弁いただいておりますので、その中にも入っていきたいと思うんですが、私はこの施設をこの間見にいったんですが、いい場所だなと、環境的にいい場所ですよね。自然等の緑がきれいな山に囲まれた農村風景の中にあり。ここで、コロナがなかったら自転車競技もあったはずなんですけれども、こういったものをどんどん受け入れて、そして答弁いただいていないんですけれども、蒲生には立派な体育館があるじゃないですか、体育館。あの体育館と連携してやれば、子どもたちのスポーツの育成場所にあれを生かし、そしてまた宿泊所があるところには、学生たちが、今、コロナで来れませんが、もうスポーツ少年団が、みんな合宿しますよ。そういった合宿場所に利用できるような施設を、まだ造る余地がありますよ。あのくすの湯の西側には。いい場所ですよ。 そして、そういう方向に生かしていけば、あの施設が生かされると思うんですけれど、そういうことを今後検討していこうという気持ちはないですか。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 いわゆる、議員ご提案の温泉に頼らない施設ということであろうかと思います。これにつきましては、先ほど申し上げました以前の検討委員会の中でも議論があったかに思っております。 さらに、現状を踏まえ、施設等はリニューアルされておりますので、十分利用には耐え得るものであると思っておりますので、さらにはその運営方法の問題になってまいります。 したがいまして、それにつきましては、先ほど申し上げました外部検討委員会、それから地元の意向等も踏まえますけれども、一定の方向性というのは、今回の委員会の中では定めていかなければならないと思っておりますし、それにつきましては、恐らく委員の中にも、議会のほうからの代表の方もお願いしたいとは思っておりますので、その際には様々な意見を賜りながら検討してまいりたいというふうに思います。 さらには、先ほど申しましたスポーツ合宿につきましても、これは、もう2回ほど実施しておりますが、県下一周駅伝の合宿を漆のほうで受け入れられていらっしゃいます。その際に、くすの湯のほうの入浴を、今回は無料で開放いたしました。そういった実例もありますので、スポーツ合宿の誘致につきましても、それとの連携も加味しながら、方向性というのは検討できる一つの方向ではあるというふうに認識いたします。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 先ほどの同僚議員の質問に、市長がこれから先10年、私はすごく希望のある10年になるやろうと、楽しみにしています。 そういったことを踏まえて、やはり、今あるものを生かすということを念頭に置いて、そして、さらに次の世代の時代に生きる人たちを育成する、ここを連携してやったら、すごくいい姶良市になっていくと思います。 担当課だけじゃなくして、全体が連携していっていただきたいなと。各課が、各部、所属がです。教育とも連携しあっていけば、この施設がすごく生かされると思います。 そして欲を言えば、私はできることなら、この施設をもうちょっと民間の発想、民間の知識を入れて運営ができればなと。公務員さんは真面目ですので、条例があればその条例どおり守るのが仕事ですけれども、もうちょっと柔軟な角度から、いろんなものを受け入れられるような、そういった決まり事にこれからつくっていかないと、施設も生かされないし、人も生かされないし、ただ皆さんが仕事がしやすいために決まりごとをつくるというような形になっていくような気がしますので、もうちょっとそういったことを、柔軟性を持った決まりごとをこれからつくっていかないと、今後、この分野においてもそうですが、そういったことを提案されていくべきだと思うんですが、どうでしょうか。 ◎副市長(宮田昭二君) お答えいたします。 冒頭申し上げました、長い間親しまれている重要な施設であるというふうに申し上げました。したがいまして、様々な角度からの議論が必要であると思います。施設の利用方法、それから温泉の利用方法しかりでございます。 したがいまして、この場で軽々にその方向性に触れるのはいかがかと思いますので、今後の外部検討委員会、そして地元との協議、これらを重ねて慎重に判断してまいりたいということを重ねて答弁申し上げます。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) これから検討を行う会をつくっていくということですので期待して、次の項目に入ります。 各施設等の運営状況なんですが、私はなぜ今度、これを出したかというと、まず答弁をいただいている順番で質問しますが、永原校区の入り口にある倉庫です。これは、もう相当前から屋根の上は傷んでいたと思うんですが、今、現状をどのように把握していらっしゃいますか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 この建物につきましては、昭和57年頃だったと思いますけれども、加治木町役場がこれまでのふれあい物産館の場所から加治木中学校跡地へ移転をしたときに、そこの旧役場の建物を、鉄骨等を使いまして整備をしたと聞いております。当時からこれまで、書類や、それからいろんな資材、道具等を入れる倉庫として活用してきております。 ご質問にありますように、現在2階の屋根部分がかなり朽ちて、空いているような状況でして、この一、二年ほどは市として保管をしなければならないものを入れることはしておりませんので、実質使っていない状況でございます。 答弁にありますように、今後においてその建物を修理をして、ただこの修復につきましても、議員がおっしゃってくださいますように相当な傷み方をしておりまして、かなり高額な修繕費用がかかってくると思います。 ですので、この建物をこの状態で修復をして使用するのか、それとも今後、庁舎建設後のそういうような倉庫というものの位置づけが確定されなかったときには、例えばそこでの、今のその永原の倉庫としての使い方を廃止をするような選択肢も出てくると考えております。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 私はあそこのパネルで、何回か紹介しました。だけど、あそこを修理しないというのは、今回が初めてです。皆さんがどういうふうに捉えるかと思って、今まで出してきました。 造るときには、みんな予算を何とか捻出して造る。だけど、後のメンテナンスができていないんです。あそこだけじゃなくして、全体的に。 もうちょっとふだんから、あそこの周りのメンテナンスをやっていけば、あの屋根はあそこまで腐食しなかったと思うんですが、そこまで考えてられていなかったんですか。 ◎総務部財政課長(堂路温幸君) お答えします。 その57年度当初から、加治木町役場では先ほど申し上げましたように、書類倉庫的な使い方もしております。合併後に姶良市としましては、現在、松原のほうにありますJAの研修所の跡地を書類倉庫として位置づけをして、正確な書類の保存に努めるようにしております。 そのタイミングでこの永原の倉庫が旧加治木町の書類倉庫であったという機能が、そちらに集約をされたというようなことがありますので、その使い方として、やはりお金を入れて継続的にこの倉庫をずっと使っていくんだという方針が、この10年間ではなかったと判断していただいて結構だと思います。 ただ、この朽ちかけている建物について今後どうするかというのは、最初の答弁にありますような考え方で、今、ほったらかしているというわけではないんですが、今後については今のところ、方針をまだ定めていないと捉えていただければと思います。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 昔、あそこに加治木では港で祭りがすごい盛んでしたので、祭りの舞台ですね、あそこの中に入れていた時期もありました。あそこで保管される場所はあったからよかったんですけど、それで、今はちょっと使われていないなというように感じておったので、どこかでこれも何とかしないといけないなと、それには壊せばいいよという方も、中にはいらっしゃるかもしれません。だけど、市民の税金を使って造ったやつを簡単に壊すというのは、いかがなものかなと。 壊して造るものもあれば、造りなおすというのもありますけど、使っていない倉庫を壊して新たに造るというのは、またこれも問題ありますので、そういうことは私は言いません。 せっかくあるものを修理して、地域の活性化のために生かすという、この方法は、私はこれは受け入れられると、市民も納得すると思うんです。 だから、地域を育てていくためには、やはり今あるものを生かす、それには修理をしないといけませんけど、そのほうがまだ、持続可能な社会づくりにつながっていくと思うんですが、市長も物を大事にされると思うんですが、簡単に壊さないと思われるんですが、やはり、それを生かして地域の活性化に使うという団体が出てきたら、そのほうが姶良市のため、地域のためになると思うんですけど、市長、どうでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 今あるものを利活用していくという考えは、私もそれは賛同するところでございますが、やはり先ほどから議員がおっしゃるように、継続性がないといけないと思っております。持続可能なものでないといけない。つまり、一時的なもの、そして今の時代に合わないものを造ってもしょうがないと。 そのためには、今の具体的に一個一個を、どのようにこれは何十年と使えていくのかというような検討が必要だと思っております。 一個一個のことについて、それぞれ建ってる場所、目的、そしてまた地域の方々の考え、そういったものが違ってきますので、そこを見直す時期にはきているのかなと思っております。 先ほどから言っております合併して10年、突き進んできた部分はありますが、取り残している部分もあると思います。その中のうちが、市の財産の利活用の部分だとも私も捉えておりますので、その辺の部分は時間をかけてやっていきたいと思っております。 ◆20番(堂森忠夫君) あの地域は昔から、昔からというより、恐らく、やはり厳しいところだから地域がまとまりがあると私は思っています。 だから伝統芸能というのが続いているんだと。だから、歴史・文化を先んじてもこれから大事にしないといけないという、私もそういう角度から見たときに、地域にそういった、地域を守るための活動拠点、これが必要と思っていますので、やはりそういう方向に生かすことが、やっぱり持続可能な社会につながっていくと思いますので、この倉庫をそういった方向に、貸付けや譲渡なども含めてということですけれど、やっぱり行政と連携した地域づくりを目指してもらいたいなと思っております。 この倉庫に関しては、これで大体、市長の答弁をいただきましたので、納得ができましたので、次に入りたいと思います。 加工センター関係です。 この質問をなぜ挙げたかというと、今、私は北山の伝承館で料理を、今、習っていますけれど、これ、ここに通いながら、今ある施設もこういった研修所に使えないかなと思ったり、そしてまた特産品として、もうちょっと育てられないかなと。 今、うちの中山間地区では、山に行く人が少ないです。だから、竹山が荒れ放題です。この竹山が荒れているのを、もうちょっとタケノコを特産品に生かしてこういった加工場にすれば、山に行く人が出てきたり、いろんな人とのつながりができて、環境もよくなるんじゃないかなと。 だから、タケノコを特産品にできないかというそういう発想から、この質問をしているんですが、担当課のほうではどんな考えを持っていらっしゃいますでしょうか。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 タケノコを活用した特産品づくりということで、現在も特に漆の農産加工グループ等が加工品、佃煮等の加工品もつくって販売をしているところでございます。 そのほかにも、先ほど市長のほうから類似施設ということで、生活改善センターのほうもあるという答弁をいたしましたが、やはり北山、上場地区なんですが、一般の方もタケノコの加工品を自家用で作っていらっしゃる、ご利用いただいているセンターもございます。 竹林の改良につきましては、前回、ほかの議員の方からもご質問いただきましたが、やはり竹林の整備というのは大事なことだと考えております。竹材の出荷に対する上乗せであったりとか、早掘りタケノコを推進するために、県の事業になりますが整備の事業もございます。そちらの事業等も活用しながら、市内の竹林の整備ができればというふうに考えております。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) タケノコ取りも簡単じゃないんですよね。私も挑戦していますけれども。まだ芽が出ていないようなタケノコは掘ることは、私はできません。 恐らく指導を受けても簡単に、そういったベテランの育てるのに私は言うんじゃなくて、一般的な市民です。そういった人たちが山に親しんで、特産品として活用できるような、そういったのが私は望ましいと思っているわけです。 タケノコ掘りのプロに育成するというのは、それはもう、特別な人しかなれないですので、もうちょっと、これをいろんな分野から捉えて、今の世の中の動きやら、それで、今、社会が何を望んでいるのか、このコロナ社会が終わったときに、どういった社会にするのかです。 いろんなことを考えて連携して、こういう問題は取り組んでもらいたいんです。一担当課だけでは、答えは出てこないですよ。一担当課では、そういったプロのタケノコ堀りを養成しなさいと。それは、我々素人が幾ら努力してもできないです。 そのほかに、よか答弁はなかですか。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 すみません。先ほど事業の説明もしたところだったんですが、プロを育てるということだけではなくて、やはり、以前は各家庭、多くの方が山に入って整備をやっておりました。現在、議員おっしゃるとおり、なかなか山に入る方も少なくなっている状況でございます。 先ほど、山の整備ということで事業のほうもありますよということでご説明したところでございます。一般の方にもたくさん山のほうに入っていただいて、それこそ北山の姶良生活改善センター等では、自家用のタケノコの加工品も自ら作っていらっしゃいますんで、そういう例もございます。 加治木のほうでもそのように、加治木生活改善センター等ございますので、そういう各地区の地元の農産加工室を活用していただきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 山に行くと、もう本当、これは一人じゃできる問題じゃないです。タケノコ整備するには。 だから、タケノコを生かすことによって、また活性化しますので、ただタケノコの、まだ小さいのはプロが掘ればいい。大きくなっても、まだ利用価値があると思うんですよね。あのラーメンにタケノコなんか使われていますよね。ああいうのを成長してから加工するという方法もあるわけですので、そういったのをNPO団体とかいろんな農福事業があるじゃないですか。そういったものとも連携して、その中でそういった特産品としてタケノコなんかもできるような、取りにいって、そして加工までして、そこで若者を指導していく、研修、体験研修等絡ませて、そういうことをやれば、恐らくそういった中山間地区も元気が出てくると思うんですよ。だから、やはり特産品が1か所じゃなくして、いろんなところでそれができるようなですよ。 それと、隈原はニンジン、キャロットジャムがすごく昔は人気があったんですが、今の生産高はどれぐらいでしょうか、このキャロット関係においては。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 大変申し訳ありません。そのキャロット製品の生産量、販売量については把握をしておりませんでした。 ◆20番(堂森忠夫君) 販売量は把握していないということですが、また調べておいてください。 農産加工センターが4か所ありますけれども、この4か所、私はずっと回ってきたんですけれども、蒲生は男性が働いていると、2人働いているということでしたので、まだ希望があるなと。今のこの4か所の、どれぐらいの人たちが、ここで法人になっているところが多いですけれども、何人ぐらいで、これ体制で活動しているんでしょうか。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 数値のほう、ちょっと古いですが、平成30年度で回答させていただきます。 まず姶良にございます姶良の北山にございます姶良農産加工センター、構成員が7名となっております。加治木の永原、西別府です。加治木農産加工グループになりますが、社員が4名、パートが2名。あと、加治木の小山田にありますが小山田農産加工センター、こちらがさくらの会ということで構成員15名。あと、蒲生の農産加工センター、構成員が11名。 以上でございます。 ◆20番(堂森忠夫君) 人数の多いところは、まだ何とかなるかなと思うんですが、加治木が4名と、パートさんが2名と。やはり、働いている人が多いと希望があるんだけれど、何か人数が少ないと、何かもうちょっとどうにかならんかなとか、もうちょっと何か工夫すれば、また昔の元気が出てくるんじゃないかなと思うんですが、行政としてはその辺に対して、何かアドバイスとかされているんでしょうか。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 それぞれ4加工グループありますが、株式会社であったり農事組合法人であったり、有限会社で組織されているところでございます。 そういうことから、個人的ではないということで会社経営ということがございますので、経営のほうについての指導というものはいたしておりません。 ただし、4農産加工グループあるわけですが、構成員の募集についてはハローワークを通じて募集をかけたりとか、同じグループ内で次の次世代の育成というか、そういうふうに取り組まれているというふうに聞いております。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 人材はハローワークということですけれど、それぞれ1か所1か所ですればそれぞれ悩みがみんなあると思うんです。だけど、自分たちでは解決できない。それが、そしてまた法人であるからと、行政はそこまで入れないとか、だけど、施設は全部行政の施設です。ですので、お互いにそこが困った者同士が寄れば、何らかの知恵が働くと思うんです。 そういったことを考えると、もうちょっとこの分野において、もうちょっと活性化していく気持ちがあるのであれば、もうちょっとこの協議会を活性化するために、もうちょっと勉強会しようやとか、そういった工夫が必要かと思うんですが、そういったことは取り組まれないんでしょうか。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 先ほど、4加工グループの説明をしたときに、説明に加えればよかったところだったんですが、この市内4加工グループで連絡協議会をつくっております。この協議会のほうで各代表お集まりいただいて、また市の担当のほうも入りまして、商品開発であったりとか、そのほか代表者お集まりいただければ、いろいろな案件が出てきます。 それについて協議をする場を設けて、現在、活動はしていただいているところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 困ったところはお互い困った同士で話し合える場があれば、またピンチはチャンスに変わっていくと思いますので、これから、やはりそういった外部講師とかそういったのを呼んだり、勉強会を重ねていただきたいなと思っています。 答弁の中で生活改善センターにも触れてもらっておりますので、この生活改善センターというのはすごく使いやすいなとは思うんです。ですので、答弁の中で、自家用としてのみそや菓子、たれなどの加工品を作り、地域の連携間の向上を図っていただいておりますということですが、今、作っていらっしゃる方たちは、もう講師ですよね。全然知らない立場から言えば。だから、もうちょっと地域の若者たちに、こういった人たちが中心になって、もうちょっとこのみその作り方を教えたりとか、そういったことを4か所で取り組んでいかれたら、若者たちがみそ作りにも興味を持ち、自分たちで食べるのは自分たちで作れるようになると思うんですけれども、そういったことができるようなシステムにはできないですか。 ◎農林水産部次長兼農政課長(萩原安信君) お答えいたします。 現在、生活改善センターとしまして、姶良、加治木生活改善センター、三叉コミュニティセンター、蒲生ふれあいセンター、4施設を主なところとしてあげておりますが、それぞれに三叉コミュニティセンターであれば会計年度任用職員がいまして、加工室の指導まで含めてやっていただいているところでございます。 姶良生活改善センターにおきましても、校区コミュニティ協議会の専従の、やはり4施設、蒸気ボイラー等を扱いますので、それぞれ専任の方を配置して、指導等を含めて作り方等を含めて、そういうボイラー等の取扱い等もお願いして、今、運営を行っているところでございます。 以上です。 ◆20番(堂森忠夫君) 我々が若い頃は、みんな花嫁修業として料理学校に通ったり、花生けを習ったり、そういったのがありました。今、そういったのがないから、みんなコンビニで買物して、料理を作るという人たちは少なくなっています。 コンビニも必要ですけれど、家庭で自分たちで料理を作って家族団らんで食べる、この文化も残していかないと、やがて家庭は崩壊します。 だから、食事というのは大事だなと思っています。だから、それには食事ができるようなことができないと、それには、今、そういうことができる場所がないわけだから、そういう場所を提供してやる。公共施設を提供してやって、それが市長が目指す10年後、希望のある市になるんじゃないですか。 育成をしないと、今は分からんです。私も、今、大学生を受け入れているけれど、いろんなことをさせます。学校で習わないようなことをさせる。「ああ、ためになりますね。」って言います。だから、いろんなことを経験、女性・男性、いろんなことをやっぱり研修する場がないといけないんだと思う。 だから、いろんなそういうのをどんどん提供してやって、未来の子どもたちが自信を持って羽ばたける社会になっていくと思うんです。だから、いろんなもの全て連携してもらって、取り組んでもらいたいんです。そうすれば、体験研修所というのが必要だなという気持ちにはならないでしょうか、どうでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) いろいろな若い人たちの考えも多様化していまして、そういった多様化に合わせたような行政の在り方もあると思うんですけれども、その辺のところも調査研究してまいります。 ◆20番(堂森忠夫君) 本当、研究という言葉を前向きに捉えていきたいと思いますので、ぜひそういったことを頭に入れて取り組んでもらえれば、いろんなものが若者たちが元気をもらえると思います。 ですから、今、もうみんなコロナで巣ごもりになって希望がない状況ですので、やはりコロナが終わったときには、やっぱり外で活動できる場をつくってあげる。 そのためには、やっぱり研修体験場を、いろんなところでやっていくべきだなと、そうすれば未来が開けると、私はそのように思って、そのように行動していきたいと思っています。 そうすることによって、農産加工センターとかこういったものが活発になっていくと思います。そして社会が、今、どんな状況かというのを、十分皆さん分かっているわけですので、困っている分野を連携しあっていけば、この問題解決につながっていくと思いますので、ぜひ、そういった取組の方向にもっていってもらいたいなと思っています。 今回は質問内容も少なかったですが、これから前向きな答弁をいただいておりますので、今回はこれで終わります。どうも。 ○議長(東馬場弘君) これで、堂森忠夫議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。午後の会議は午後1時15分から開きます。(午後0時07分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後1時15分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、11番、岩下陽太郎議員の発言を許します。 ◆11番(岩下陽太郎君)     登      壇  議席番号11番、市政クラブ姶輝の岩下です。本日も傍聴席にお越しいただいた方、そしてインターネット中継をご視聴の方、ありがとうございます。 今回は子どもたちに関わる3つの項目を質疑いたします。通告に従いまして行います。 質問事項1、児童生徒の自殺が起きたときの緊急対応について。 2018年鹿児島市の公立中学校に通っていた男子生徒が担任教師の指導を受けた後、自殺した事案について鹿児島市教育委員会は第三者調査委員会がまとめた報告書を今年8月ホームページで公開した。ホームページに公開された報告書は名前などを黒塗りにした上で、関係者からの聞き取った内容をはじめ、遺族への情報開示のあり方などの提言が約100ページにわたり作成された。児童生徒の成長の視点に立って、生徒指導の見直し、児童生徒の自殺予防教育、教師のメンタルヘルスや働き方改革といった予防活動、事件が起こった際の早急な対応などが具体的な対策、提言として記載されている。そして、遺族をはじめ、児童生徒や保護者への心のケア、報告書を活用した定期的な職員研修の実施などを求めている。 姶良市で児童生徒の自殺が起きたときの緊急対応に関する考え方と対応、対策等を示せ。 質問事項2、子どもたちを中心とした男女共同参画の推進について。 小中学校では、児童生徒の発達段階に応じて、男女共同参画の視点を踏まえた人権に関する学習が適正かつ的確に行われている。しかしながら、子どもたちは学校や教育、学習以外から固定的性別役割分担意識や社会通念上の男性像、女性像の捉われにつながる機会が多く、最終的な男女共同参画意識の醸成につながっていないのではないかと不安を覚える。子どもたちを中心にした形での男女共同参画の推進に対する見解を問う。 質問事項3、令和時代の学校設備のスタンダードについて。 要旨1、7月14日、鹿児島県議会文教観光委員会が姶良小学校で情報端末を使った授業の視察を行った際、多くの児童が情報端末・教科書・ノート等の教材教具を広げるスペースに苦戦している姿や机と机の狭い通路を指導教諭が巡視しにくい状況のようであった。新しい生活様式や多様な学習活動に対応する設備環境の整備なども含め、姶良市の考える令和時代の学校設備のスタンダードを具体的に示せ。 要旨2、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置や鹿児島県緊急事態宣言が発令され、様々な対策を求められる状況になっている。喫緊で教室内での人との間隔等の対応策はどのように考えているのか。条件をクリアできない場合、分散登校の実施などを行う予定なのか。 以下は一般質問席で行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  岩下議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目及び3問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の子どもたちを中心とした男女共同参画の推進についてのご質問にお答えします。 男女共同参画社会とは、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別に関わりなくその個性と能力を十分に発揮することができる社会のことであります。 男女共同参画社会の実現は、国においても最重要課題と位置づけ、社会のあらゆる分野において、施策の推進を図っており、平成27年には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」が制定され、働く場面で活躍したいという希望を持つ全ての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会を目指した取組が展開されております。 本市が平成29年に実施した市民意識調査の中での男女の地位の平等感についての質問に対し、様々な分野で男性が優遇されていると感じている人が多いなど、依然として男女の不平等感や固定的性別役割分担意識は根強く存在しており、解決すべき課題は残されていると捉えております。 このことを踏まえ、平成31年に第二次男女共同参画基本計画を策定し、男女共同参画社会の形成に向けた取組を進めており、令和2年度には姶良市女性活躍推進協議会を設置し、女性の職業生活における活躍の推進に関する取組が効果的かつ円滑に実施できるよう取り組んでおります。 子どもたちは、学校教育や社会教育において、人権の尊重や男女の平等、男女が共同して社会に参画することの重要性などについて、発達段階に応じて学習し、また、将来に向けて多様な生き方、働き方を主体的に選択できる力を醸成するなど、男女共同参画社会の形成の基礎を習得し、社会人へと成長していくものと考えます。 未来の創り手となる子どもたちがお互いを認め合い、個人として能力を発揮できる男女共同参画社会の実現を目指し、家庭・職場・地域において社会通念上の男性像・女性像・固定的性別役割分担意識に基づく制度・慣習・しきたりの見直しに向けた取組を促進してまいります。 また、男女共同参画推進の基盤となる市民一人一人の男女共同参画意識の涵養を図るため、多様な機会を捉えた情報提供等の広報活動の推進やあらゆる場における教育・学習の充実に今後も取り組んでまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の児童生徒の自殺が起きたときの緊急対応についてのご質問にお答えします。 新聞報道では、コロナ禍の中で小中高校生の自殺者数が増加していることが取り上げられております。 自殺は、様々な要因が関連しあって生じる複雑な問題で、固定的に原因を探索したり、特定したりするのは禁物であるとされています。 本市では、市制施行以来、12年目を迎えますが、幸いにも小中学生が自ら生命を絶った事例は発生しておりませんが、いつでも起こり得ることとして、児童生徒の尊い生命を救うことを目標に、その予防策に努めております。 その具体例としましては、管理職などの研修会などにおいて「学校における早期発見の取組」、「保護者に対する家庭における見守りの促進」、「学校内外における集中的な見守り活動及びカウンセリングの強化」などの指導に努めているほか、自殺予防教育に係る講演会等も実施しております。 その一方で、児童生徒については、今後それぞれの身に起こるかもしれない差し迫った状況に備えて、周りの人に助けを求める行動のとり方としての「SOSの出し方に関する教育」を進めているところであります。 仮に、自殺が起きたときの緊急対応については、1人の子どもの自殺はその家族はもとより、多くの人々の心に深刻な影響を及ぼすことから、遺族に誠実に関わるとともに、影響を受けた子どもたちをケアし、心的苦痛のやわらぎに努めていくことが大切であると考えております。 緊急時の対応・対策等については、状況の把握、遺族への関わり、情報収集と正確で一貫した情報発信、保護者との共通理解、子どもたちの心のケアに全力で取り組み、教育活動の速やかな再スタートが行えるよう、きめ細やかな対応をしてまいります。 次に、3問目の令和時代の学校設備のスタンダードについての1点目のご質問にお答えします。 学校を取り巻く環境は時代とともに常に変化しております。 近年では、熱中症対策としての空調設備の導入、情報化社会への対応のためのGIGAスクール構想、一人一人にきめ細やかな教育を行うことを目的とした35人学級への移行など、国の制度改革が急速に進み、その変化は日進月歩であります。 しかし、その急激な変化に対応するために、行政はそのつど大きな財政負担を課せられており、財政力のある自治体は別として、本市におきましては、様々な補助金等を活用することにより整備に努めているところであります。 このような状況において、本市としては文部科学省の示している「令和時代の学校施設のスタンダード」のうち、これまでに空調設備、トイレの洋式化、1人1台端末環境等の整備を進めてまいりました。 今後の課題としましては、学校施設は教室面積の拡張などは構造上難しく、また建築後50年を経過する校舎が多いことから、今後、大規模改修、建替等を計画する中で、照明のLED化、トイレの乾式化、少人数指導体制への対応、バリアフリー化、給食施設のドライシステム化等について整備を進めてまいりたいと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 国が示した「学校の新しい生活様式」では行動基準が示されており、それによると身体的距離の確保について、1メートルを目安に最大限の間隔をとること、座席の間隔に一律にこだわるのではなく、頻繁な換気などを組み合わせることなどにより、現場の状況に応じて柔軟に対応することとあります。 本市で1クラスの比較的多い35人を超える学級につきましても、1メートルを目安とする身体的距離は確保できていると考えております。 また、感染症対策として、こまめな手洗いやアルコール消毒、咳エチケットはもとより、3密を避け、換気を頻繁に行い、マスクの着用を徹底するとともに、対面での会話は極力避けるように指導しております。 昨年の新型コロナウイルス感染症の発生当初から、このような対策を講じており、学校での感染が出ないよう注意しており、これまで児童生徒間での学校内感染は1件も生じていないところであります。 しかしながら、最近変異株で感染力の強いデルタ株が蔓延してきている状況にあり、油断はできないところですが、学校としてできる最大限の感染症対策を講じながら、子どもたちの学びの保障に努めたいと考えており、現段階での分散登校等の措置は考えておりません。 以上、お答えといたします。 ◆11番(岩下陽太郎君) では、これから2問目以降、行っていきたいと思います。 昨日、9月1日、こちらは生徒児童など20歳未満の方が一番1年間で多く自殺する日と言われております。幸いにも昨日から今朝までの報道等ではそのようなニュースは聞こえてきませんでした。しかしながら、8月9月というのが児童生徒の自殺が多い月ということで、これからも十分注意が必要だと考えております。答弁で、姶良市内で児童生徒の自殺が起こらないための予防対策というのが十分行っていこうという思いはしっかり感じ取ることはできました。しかしながら、日本の自殺者数というのが10年ほど前が約3万人というところで、現在は2万人と減っています。ただ、20歳未満のことだけを考えると、10年ほど前は600名、現在は900名というふうに増加をしている状況になっています。そして、本年も小中高の自殺者というのは過去最高であった昨年を上回るペースで今増加しているという状況です。 答弁の中にもありましたコロナ禍というところも大きな要因にはなってはきているんですが、10年ほど前からずっと伸びているというところであるとそこだけではないのかなというところもあります。近年で増加している理由というので、健康上の理由によるものというのが多くなってきているということになっております。うつ病を含む様々な精神疾患の影響で、それを動機、もしくは原因としている人の割合が増えていると。その傾向は特に中学生以上の女子に顕著に現れてきている状況だということで、様々な報告があがってきているようです。そうなってくると学校だけではなく、家庭や様々な機関という連携が大切に多分なってくると思うんですが。もう少し具体的に外部、特に家庭との連携、このいわゆる自殺者の予防、もしくは対策というのをどのように行っていこうと考えているのかというのをお聞かせください。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 今年の8月に本市では若年者の自殺に関しての専門家を県外から呼び、講演会を行う予定でした。この講演会の中では地域の方、保護者にも呼び掛けて行う予定でしたけれども、このコロナ禍によりまして延期をせざるを得ない状況になっております。このような形で講演会に保護者を呼んだり、そしてまた学校を通じてこの8月9月が一番自死が多い時期であるということ。危機感を持って、家庭での見守り等もしてもらうように指導しているところでございます。 以上です。 ◆11番(岩下陽太郎君) 答弁にも出てはきていたんですが、報告書のほうにも自殺した生徒は、多くの要因が重なっていたということ。それを相乗的に作用してストレスが大きくなっていた。そういうタイミングでちょうど学校が始まり、担任の教諭に個別的な形で指導を受けたことで自殺に及んだと推察されるというふうなところで結論になっている。要は、その教諭が自殺した生徒に対しての言動、行動、やはりそこが結構きめ細やかに記載もされて、それが評価されています。その評価としてはやはりその指導というのが適切ではなかったという結論にいたっているところです。 そういうところから、学校の教師、先生が生徒の人権、そういったものを損なうような指導や言動、行動をしていないか、常日ごろから精査していくということが多分求められていくのかなと。その中で、若者などの自殺に対しての研修、そういったものを組まれようとしているんですが。先生たちのいわゆるそういう指導というところでは、どのような対策、いろんなことをやっているということだったんですが。学校及び教育委員会として具体的にもう少し対策の内容をお示しください。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 先ほどから出ておりますように、夏休み明けが非常に子どもたちの自死が多いということで管理職研修会を通しまして、児童生徒の所在確認を確実に行うよう指導をしているところです。 また、夏季休業期間の課題提出の指導につきましては、子どもたち一人一人の状況に配慮した指導を心がけるとともに、課題の提出を過度に指導することで児童生徒が過重負担にならないことや、1対1で子どもを追い込むような場面が生じることがないよう、複数の職員で対応することなど指導しているところでございます。 以上です。 ◆11番(岩下陽太郎君) そのような形でやっていくしか多分こういうことはないと思うんですが。例えば昨日、9月1日で実際学校が始業しましたが、そこに対して何かそういう事案があった、もしくは何か報告をあげるような指導というのは何かあったんですか。そういう、要は、今回の9月1日に向けて姶良市として独自に何かそういう聴取をしたりしたことがあったのかというのでご確認します。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 姶良市独自ということにつきましては、ちょっと他市の状況が分かりませんのでお答えできませんけれども、昨日始業式の日の出席確認につきましては、各学校に欠席者の状況等を確実に報告を受けたところです。また、その際に連絡がなく欠席をした児童生徒については、必ず保護者への児童生徒がどういう理由で欠席したのかという確認を確実にとって、またそれをさらに教育委員会に報告をしてもらって全員所在は確認できたところでございます。 以上です。 ◆11番(岩下陽太郎君) 多分、国のほうとかでもそのような形では求めていないところで、姶良市のほうでやっているというのはすごくすばらしいことだと思います。学校に来れない児童生徒というのもいると思いますが、要は所在を確認したというところは、やはりすばらしい対応だと思いますので。そういった形でやはりこの8月はあれですけど、9月というところはいろいろ学校も行事が多いです。そういったところでは教育委員会からもしっかりと支援、もしくは管理ができるような体制をしっかり取り続けてほしいと思うんですが。 鹿児島市で起きた自殺に関しましては、やはりこういう悲しい事件が今後も出てこないために鹿児島市として作成はしていますが、やはりこれをいろんな全国各地での教育委員会、もしくは学校とかでも使われてほしいというのが書かれています。というのが、やはり鹿児島市に関していうと、それまでに全国各地でやはりこのような報告書が作られていて、やはりそういうものが、鹿児島市自身が生かされていなかったということでも結論づけています。ということでは、隣町である姶良市というのも他市の問題ではありましたが、これを真摯に受け止めて、何か対策というものをしていかないといけないのかなと思いますが。そこから何か今までの個々の報告書が出て1か月ぐらいですが、何か検討されたりとかこれを何か使っていこうというような対応、考えられたことはありますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 子どもたちだけでなくて、保護者も含めて非常にやっぱり様々な課題に悩みを抱え、そういう状況がありまして。そういうことで本年度の予算としてはカウンセリング料というのを7倍に増やしてもらいました。そして、カウンセリングの回数をかなり増やすことによって、それにちょっと課題のある子ども、あるいは保護者もすぐさま対応できるような、いわゆるスクランブルカウンセリング、緊急発進のカウンセリングとして取り組めるように、これは本年度からやっておりまして。現に夏季休業中もそういった事案に対しては対応しているというところでございました。 これからもいろいろな問題も、些細な事からすぐ寄り添って対応するということが一番大事なことでありまして、何か事が起こってから後始末をどうするかという問題はもうどうしようもないわけでございます。だからやっぱりきっかけといいますか、気付くということが大事なことで、様々な要因が重なって、いわゆる自殺というのは起こってしまうわけです。そういうちょっとした萌芽が見受けられたらすぐさま対応していくということで本市では取り組んでおります。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今教育長が言われたとおり、やはり予防をどういう形でしていくかというところだと思います。今のところ聞いている中ではすごくいい取組をされていると思いますので、これに慢心することなく続けてもらいたいと思っていますが。 そうした中で、札幌市教育委員会というところでは、自殺関連行動にかかる具体的対応のためのガイドブックというので、各教員に配付するようになっている、これちょっとカラー刷りじゃないんですが、そのような形のものがあります。そういうものを作って、教職員に実際その初期の対応だったり、どういうところから自殺につながってくるのかというサインの見方、それからそのことが起こったときの保護者対応、もしくは報道だったり、いろんな外部への対応とかそういうのも書かれたものになっています。姶良市ではこのようなものが今作成され、配付されているんですか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 今、議員からいただきました情報につきましては、姶良市として作成したものは現在のところございません。ただ、今後そういったことを参考にしてどんどんこの自殺予防の取組というものを進めていきたいと考えております。 ただ、学校では答弁にありましたように、SOSの出し方に関する教育というのを今現在進めているところでございます。令和2年度は小学校で11校、中学校で3校が実施したという報告がございました。このSOSの出し方に関する教育というのは命や暮らしの危機に子どもたちが直面したときに、誰にどうやって助けを求めればいいかということについて、具体的、かつ実践的な方法を学ぶことでございます。また、辛いときや苦しいときには助けを求めていいよということを子どもたちにしっかりと理解してもらうということもございます。 昨年度、姶良市内の小学校で行いましたSOSの出し方に関する教育の授業後の子どもたちの反省の中で、「1人で悩まなくても相談できる人がたくさんいることが分かったので、とても安心しました。それから、友達が悩んでいたら僕が相談に乗って話してあげようと思いました。」こういう感想があったところです。 以上、お答えといたします。 ◆11番(岩下陽太郎君) 先ほどちょっとこの根本になっている鹿児島市の報告書の中で、いわゆるこの中でAさんという方が亡くなったということになっていますので、Aさんが亡くなったところでいうと、個別指導が自死、自分で自ら命を絶ったという引き金になった可能性が高く、また自死に与えた影響も大きいと考えられるというところです。 いろんな対策というところを講じて、多分いろんな市町村、もしくは鹿児島県というところも取り組んでいる中で、やはり何かの拍子でこの先生ももしかしたら感情的になったのかもしれないし、その受ける生徒がどのようにまた捉えたのかというのもあると思います。 そういう意味では、常日ごろからそこを意識して、子どもたち、もしくは保護者、気付いたら先生同士も含めて意識し合える職場環境を作っていかないといけないとは思います。ですので、ぜひ教育委員会としましては、そのような職場づくりといいますか、先生たちが常に意識できるような環境というのをしっかり作っていってもらいたいと思います。そこに関して一言お願いします。 ◎教育長(小倉寛恒君) その自殺を契機としてそういった職場環境ということじゃなくて、日ごろの学校の職員集団の雰囲気をどう形成していくかという問題だと思います。それぞれが自分のクラスの子どもたちについて、30人いれば30通り、保護者も含めてもっとたくさんの課題を抱えているわけでございます。ベテランの教師もおれば、まだ学校に大学を出てきたばっかりという先生もいるわけです。そうしたものはやっぱり共通したこの課題で、みんなでやっぱり寄り添って、組織的に対応していくということは常日ごろ指導しておりまして、これは自殺を契機としてということじゃなくて、いろんな課題に対してそういった取組をしなさいということは兼ねて指導しているところでございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) ぜひとも全体含めてそういう環境を作っていただきたいと思うんですが。ちょっと最後のほうになってきます。ここに関しましては。 全国では身内の自殺に立ち会ったり、それから家族でも心中に巻き込まれる児童生徒もたくさんいらっしゃるというふうになっています。 姶良市全体として自殺をなくしていく対策というのも子どもたちが自殺に巻き込まれない、自殺を行わない、それの未然防止につながるのかなと思います。教育委員会だけではなく、執行部としてここは市長のほうにそのような対策、どのような形で行っていくのか、見解を伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 自殺を防止、予防する対策というのは子どもも大人もそんなに境はないと思っております。大人の方が自殺に悩んでいたり、自殺を考えるほど大変な状況になっているのであれば、それは相談できるところがある、自分1人で抱え込まないでというようなことの行政がそのような手助けをするというのは当然なことであると思いますけれども。これが気付くことに対して学校と違うことはやはり社会が広いということでありまして、そこがSNSまで入って行くとなかなかそれは見つけられないものでありますので。そこの自殺を防ぐためにどのようにすればいいのかというところをこの行政側が気付くというのは非常に難しいところもあるなと思っております。 ですので、地域やコミュニティの方々の日ごろのお付き合い、また変わった変化がないものかどうなのかという情報を吸い上げるという形をしなければいけないのかなと思っております。 ◆11番(岩下陽太郎君) 児童生徒のやはり自殺というのが今はもう学校現場だけじゃあどうしようも多分ない状況になります。であれば、いろんなところからの情報の吸い上げ、それから学校に上がるまでの子どもたちの状況であれば、保健福祉のところでも情報を把握できると思いますし。やはりいろんなところでの連携、情報の共有というのが難しいとは思いますが、その辺りも含めてしっかり対応していただきたいなというところを要請するのとともに、学校においては、児童生徒というのはもちろんなんですが、やはり働く先生たち、先ほど言ったような形でやはりその先生が指導した、その先生は多分生徒のため、児童のために思って言ったことがやはりそれが引き金になってしまったというのであると、やはりちょっとむなしいところも出てきてしまいます。 ですので、そのようなことも含めて、いろんな形での研修、それから情報の共有とかしていただくのと、あと自殺予防ということであると、やはり不登校の対策、そういったところも個別にいろいろ対応していかないといけないことも多いと思いますので、検討していただきたいということで要請しておきます。 1問目は以上で、2問目のほうに移らせていただきたいと思います。 2問目に関しましては、これはちょっといろいろ自分も活動をいろんなところでしている中で、子どもたちと一緒にやったりするときに、学校外の活動に参加すると、そのまま言うと、男の子だから元気よく声出せよとか、女の子だからお茶出しの手伝いしなさいよというのがよく聞こえてきたりするんですね。ほかでは作文コンクールとかで小学校だと最近よくあるのかなというのが、女の子がやはり入賞だったり多かったりするというのがあったときに、男の子はだめだね、とか男の子を1人ぐらい入れればいいのにっていうことを聞いたりもします。でも子どもたちって何だかんだ言ってそういうのに今言われ慣れているなというのもちょっと見受けられたりもするので。 そうなると、学校で多分教えていることというのは、しっかりした男女共同参画を含めた人権教育というところ、教科書だったりとか、ほかのいろんな教本とかそういったものでしっかりなされてきていると思うんです。ですけど、実社会に実際本当につながっているのかなということがあったりするんですが。この点についてちょっと教育委員会と多分市民生活部だと思うんですが、そちらのほうはどのように今感じているのか、捉えているのかというのをお聞かせください。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えします。 答弁の中にもありますように、市民意識調査の中で、やはり男性が優遇されていたり、性別による役割分担というものを感じる機会というのがやはり多いんだなということが分かってきております。そして、そういった場面を多く感じる場所がどこかというのを分析したときに、職場であったり、やはり地域であったりという声があがってきております。答弁の中にありますように、子どもたちは、そしてまた議員さんが言われるように子どもたちは学校で正しく学んできているにも関わらず、地域や、もしかしたら家庭の中でそういった性別役割分担ということを保護者である方からも受けている可能性はあります。 ですので、私たち大人がまず正しく理解をすること、そのために私たち行政側がどんなことができるかということは、やはりこれは今やったから何か答えが出るというものでもないと思っております。 ですけれども、子どもたちが学んでくることをやはり大事にし、今の世の中がそういった私たちとは少し違う価値観であったり認識であったりというものをもって子どもたちが社会に出てくるということを十分理解した上で、受け入れていく必要があると考えているところです。 以上です。
    ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 学習指導要領では全文に人権教育の理念を重視した文言が列記されておりまして、今まで以上に新学習指導要領では人権教育の推進が求められております。学校におきましては、その児童生徒の発達段階に応じて男女共同参画の視点を踏まえた人権に関する学習を行っております。例えば、小学校においては、特別活動の時間に性別による固定的役割分担意識にとらわれない自分らしい生き方について考える時間を設定したり、中学校では特別活動の時間にデートDVを取り上げた講演会を実施したりもしております。 学校生活、教育活動の中ではこういった男女の差別というのは一切ないと認識しております。ただ、男女区別して行わなければならないということは場面はございます。例えば、トイレであったり、着替え場所であったり、あるいは、健康診断であったり、こういった場面はございますが、学校教育ではそのように考えて推進しているところです。 ◆11番(岩下陽太郎君) とてもよくどちらも分かる回答でした。 では、そのままの形でちょっと教育委員会のほうになると思いますが。私、学校にいるときっていうのは、何かやるときって男子からっていうのが多かったです。多分それは名簿順なんですけど、男子の名簿順、女子の名簿順っていう形が基本だったのだろうなと。私も早いほうのあれでしたので、よく例えば集団接種があれば1番最初に打たされる、打たされるって言ったらあれですね。そういったこともありました。現在、そこの点はどのようになっていますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 学校の名簿っていうのは教育活動を展開する上で必要な、いわゆる差別でもなくて区別したものなんですね。教育活動の中で様々な男女を区別して取り扱わなくてはならないことというのはかなりあるわけで、そういったことを一緒の名簿にしてしまうと、しかも今の時代の名前は男の子なのか女の子なのか分からないという名前もありまして、それは区別するという意味で男女別の名簿になっていると。それは女子を最初にしたって別に構いません、そういったことは。実はこれまでの長い歴史、歴史といいますか、経過の中で男子が常に戦前からきているんでしょうけど、それは逆にしても別に構わないと思いますけど。一緒くたにするというのはかなり問題があるというふうに思っております。 ◆11番(岩下陽太郎君) 教育長が言われるのはごもっともなところもあります。そもそも男と女と区別すべきところというのはあると思いますので、そこは分けてあるとは思うんですが。逆に言うと、区別すべきものとそうでないものというのを姶良市の学校において定めた項目だったりとか定義っていうのはあるんですか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 特に何かそういった学校の管理規則とかそういうことで定めたものはございません。ただ、年度当初の校長会、そういったところではきちんとそこはもう区別した名簿で取り扱いなさいという話は私のほうからしております。 ◆11番(岩下陽太郎君) 私が今までちょっと違和感なく過ごしていたんですが、近年ちょっと自分自身違和感を持ってきているのが、実を言うと小学校の1年生のかぶる黄色い帽子なんです。皆さんご存じだと思うんですが、男の子はキャップ、女の子はハット、つばがずっと付いているタイプですね。多くの自治体ちょっとよく見てみると、もう全員キャップなんです。逆に言うと、男の子と女の子で分けていない自治体も増えてきているんですが、ここに関しては教育委員会のほうが指定しているのか、それとも例えば業者さんとかそういったのが指定しているのか。県でなんか統一したものがあるのか。そこら辺は何かありますか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 新入学児童のキャップ、ハットにつきましては、男女共同参画課のほうで準備いたしまして、新入学児童へ配布をしております。10月から始まる就学時健康診断時に計測、頭の大きさを測り、そして入学式に間に合うように配付をしているところです。今、議員言われるように、キャップ、ハットというその分け方というところにつきましては、これまでも検討した経緯はございますが、いわゆる長年の慣習といいますか、そのままを引き継いできている状況にあります。 これに関しましても、来年度に向けては検討していく必要があると思います。いわゆる男女の区別という視点からと、あと、また私たち業務の上から見ましても、特に女の子のハットなんですが、10月に計測しまして、6か月経ったときに実際に被ると、子どもはそれなりに成長し、髪型が変わってきたりすることによって、サイズが合わないということで交換の個数も増えてきている状況にございますので、今後ちょっと検討していきたいなと思っているところです。 以上です。 ◆11番(岩下陽太郎君) ぜひ検討というか、やはりそういう視点が大事なんじゃないかなと個人的には思っています。そこは逆に言うと、黄色いハットの帽子を被るのは女の子じゃないといけない、逆に黄色のキャップを被るのは男の子じゃないといけないというふうにそれこそ決めつけになっているんじゃないかなと。やはりそういう部分を改善していくというのが今求められている視点じゃないかなと思っています。制服だったり帽子、それから整列、それから当番、学校とかではそういったものも男女によって区別される部分、例えばトイレ掃除だったら男の子は男子トイレ、女の子は女子トイレ、そういうのはあっていいのかなと思います。でも、やはりそこにいろんな関わる大人の人たちがこれまでの慣例に基づいて、正しい判断ができていない、さっきのは正しい判断かどうかと言われればというのがありますが。でも改善すべき点ではあるのかなと思います。 そういったもの、なかなか今すぐ全てを完璧にというわけにはいかないとはいかないと思うんですが、何かそういうものがあったとき、もしくは子どもたちが何か間違っている、違和感がある。周りの人たちも嫌な気持ちがするなとかいろいろそういうのがあったときにはやっぱり声が出せるような環境、学校の中でもやっぱりそれって違うんじゃないかというのを声を受け止めるようなそういう素地を多分作っていかないといけないのかなと思っています。特に子どもたちに関しましては、そういう部分なかなか拾えないと思いますので、大人が見ていかないといけないと思います。子どもたちを中心とするところ、学校においては教育長に言って、姶良市全体における男女共同参画に関連する今後の方針とかそういうところに関しては市長のほうにお聞きしたいと思います。 ◎教育長(小倉寛恒君) 今、いろいろ学校の教育活動の中で、名簿だとか新入生の帽子だとかそういうことでご指摘ありましたけど、やっぱり日本の社会、学校の教育活動で男女をそういった差別した教育というのは一切やっていないんです。高校を過ぎて、大学に進んで、大学3、4年になってやっと日本の社会というのは男女こんなに差があるんだというのを気付くわけですね。それは何かというと就職活動なんです。この社会はやっぱり男女の差がものすごくある。だから、いわゆる世界のジェンダー指数では百五十数か国中百二十何位とありましたけど、それ大部分が政治と経済の分野における指数の落差なんですね。 だから、やはりもっとどこに目を向けるべきかと。学校の帽子だとか名簿だとかっていう問題じゃなく、社会の実相に目を向けて、そこにやっぱり取り組んでいかないといけない。そうなければ、100年経ってもこの男女共同参画社会の実現というのは実現できないと考えております。 ◎市長(湯元敏浩君) ジェンダーフリーとかジェンダーレスというのはここ5、6年、10年の間に全世界、また日本でも言われてきて、また今年のオリンピックも男女のペアのスポーツも出てきたということで、随分と社会構造、そして社会的な考えの認識が随分変わってきたという時代に入ってきていると。ここは認識しなきゃいけないと思っております。しかしながら、これまで培ってきた世界の国々、そしてまた日本の社会通念というものがあって、その社会通念を一朝一夕に崩すというのはなかなかできないものである。つまり、いい社会にするためにはやはり時間が必要ということも考えなきゃいけないと思います。何を言いたいかといいますと、つまり表面上の言葉狩り、表面上のことをとらまえて、それを攻撃するのではなく、内実のことをそれが正しいのか、それを5年後、50年後、100年後にそれが社会通念になるのか否かということを今のターニングポイントで考えていかなきゃいけない、これが大事だと私は思っております。 ですので、1つ1つの事象にとらまえて、そこを1つ1つ小さなものを積んでいくんじゃなくて、基本にあるものを変えていく。これをしていかなければいけないのではないかと私は常々思っております。ですので、姶良市においてもそのようなことを男女の平等、そしてまた性別に関係ない社会のあり方、そういったものの認識、それを強めていくための努力はすべきだと思っております。 ◆11番(岩下陽太郎君) もう本当教育長、市長言われたところはよく分かります。この分野に関しましてはもう正直問題解決するっていうのは本当時間がかかることだと思います。すぐすぐ一朝一夕いかないのは分かります。だからと言って、歩みを止めることなく進んでいかないといけないと思います。姶良市では子どもたちだけではなく、市民全員関わっている方々が女だからとか、男だから、何何だからとかいうことで、我慢をしたりやりたいことができないとか、我慢をさせられるようなことがあってはならないと考えます。その人の可能性というのを奪ってしまわないような、固定的なところで奪ってしまわないようにみんなが自分らしく生きれるまちというのをぜひここにいらっしゃる方々には目指していただきたいと。そこは、市民全員で一緒に努力していきましょうということで、2問目のほうは終わりたいと思います。 3問目に入ります。3問目に関しましては、率直なところで県議会議員の方々からちょっと聞いたところです。そのときの、もし立ち会っている方がいらっしゃいましたら感想だったり、その後の対応などありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(東馬場弘君) 続けてください。 ◆11番(岩下陽太郎君) すみません、3問目のところで、7月14日県議会の視察があったというところで、そのときの感想だったりその後の対応、もし何かそこで指摘をされたりなんか言われたことで対応したよというのがあれば教えてください。 ◎教育長(小倉寛恒君) その県議会の文教観光委員会の視察は姶良市の道徳教育の小学校の姶良小学校で6年生の授業で、これはいわゆるタブレットを使った道徳教育の授業を展開したわけでございます。そのクラスは一番姶良市内でも一番たくさん児童が入っている、40人いわゆるぱんぱんに入った学級で、ほかの学級に比べたら多少これは狭く感じたと思います。しかも、タブレットを使っていましたので、そういう狭いと感じられたと思いますけど。しかし、そういったその後のそれぞれのご意見の中では一言も出てまいりませんでした。そういった狭いだとか何だとかというのは。その場で言っていただいたほうがよかったんですけど。 私どもとしては、通常の建設、いわゆる国が補助基準面積というのは国が補助するときの基準面積というのがありました。全部確保した上でのそのスペースでありますので、特にそこのクラスが狭い、その学校が狭いということではないということでございます。 ◆11番(岩下陽太郎君) 確かにその場で言ってもらえれば一番ありがたかったですよね。私も言われてあれだったんですが。多分教室に関しましては基準にしっかりならった形だと思います。そこをどうこうというのではないんですが、今それこそタブレットと呼んでいますが、いわゆるノートパソコンを使って今授業をやったりしていますが、そこの横に教科書を置いて、あと管理するノートとかを置いたときに、今の机でスペースって確保できるんですか。率直にそこをお聞かせください。 ◎教育長(小倉寛恒君) タブレットを使った学習では確かに机上にパソコンを置くという関係でちょっと狭く感じると思いますけど、教科書を見ながらタブレットを打ってという両方はなかなかできないわけであります。だから、タブレットを使う時は教科書を閉じてやると、タブレットを使い終わった後はいわゆる電源キャビネット、充電保管庫というのが教室の隅にありますので、そこに収納するわけで年中広げているわけではないということでございます。いつまでも机上にあるというわけではなくて、その辺の整理といいますか、仕方はやっていると。この1学期、4月から全ての7,021人の子どもたちにタブレットを配りましたが、1人として落っことした児童はおりません。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今、教育長言われたんですが1回1回多分今なおしているんですよね。となると、子どもたちがなおしたりして、しかもキャビネットは1個しかないので、そこに行くとなるとやはり授業中にやると二、三分、出すのも含めると5分くらい時間使ってしまうんですね。やはりそういうのを考えるともう少しずっと置けるような机、広めにするとか。逆に今それ用に天板を拡張させるような備品、消耗品も含めて出てきているようなので、そういったのもやっていただけると子どもたちの学習意欲が低下するというのはなくなるかなと。それが低下する原因なのかは分からないですが。単純に授業のところで、じゃあ今直しなさいとかいうそこの作業って本当に余計な仕事だなと思いますので。そういったので言うと、机を大きくしたほうがいいんじゃないかというふうに考えられるんですが。もしそういうふうになってくると、教室というのが今のスペースよりも机が大きくなれば、まだスペースが必要だ。もしくは、先生が今通っている通路、もしくは子どもたちが通る通路というのが狭くなってしまうというところがあるので、ちょっと広さを確保していくというのにちょっと不安なところはあるんですけど。 答弁の中で大規模改修とか建てかえ等の計画をする中で、整備をしていくというところも聞かれたんですが、その辺りのスケジュールや規模を含んだ形の学校整備というのを具体的にいつ作るというのが今のところ言えることがありますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) タブレットは出てきましたのが今年4月からであります。それで急遽天板を変えるというわけにはいきませんので。教室の広さっていうのはそういった国の補助基準面積を全てクリアしたものでありますので、教室の構造上、壁を壊して広げるというわけにもいきません。それに加えて姶良市はどんどんどんどん子どもたちの数というのは増えていますので、そのスペースが足らない状況というのはあるわけですね。 学校の大規模改修というのは年次的に今計画しておりますけど、それは1つの小中学校がやっぱり規模の大きい学校になると20億円から20数億円かかるわけですね。今の姶良市の一般会計予算の3倍ぐらい、1,000億円ぐらいあれば容易に1年間に2校ぐらいずつ変えていけるのかもしれないですけど。今の状況の中では現実的対応としてどうしていくかということを日々考えながら進めていくわけでございます。 ぜひ、議員にも今はちょっとコロナ禍の中で外部の方はあまり学校内には入れませんが、ぜひ学校の教室の状況をご覧になっていただきたいと思います。どんな状況なのか。県議会が視察して、ものの1時間ぐらいおられたということだけでご判断いただかないようにぜひご覧いただきたいと思います。 ◆11番(岩下陽太郎君) いいですね。やっぱりそれぐらい開かれた形でやっていただければいいのかなと。正直私も今小学校2校、中学校1校の保護者としてやっていますので、よく行かせていただきます。状況としてはすごく悪い状況ではないというふうには自分も考えますが、ただ、ほかの市町村に比べるとっていうのをよくやっぱり周りの保護者も言います。転入世帯も多い姶良市ですので、前の学校に比べて古い、ぼろというのはよく子どもたちからも保護者からも聞きます。 そういう中で、しかも答弁の中でもあったんですが、急激な変化に対応するため、行政はその都度大きな財政負担を課せられており、財政力のある自治体は別として、市におきまして様々な補助金を活用することにより整備に努めているところでありますというものすごくマイナスな回答をいただいておるように感じます。言っていることは分かるんですが、姶良市に求められているもの、子どもを育てやすい環境である、だから、しかも教育水準が高いというところを目指してきているというのもよく聞きます。 であれば、教育部というところももう少し攻めの何か対策というのを考えられないか。だからと言って、学校を作り替えるというのがいいというわけではないです。ですが、どういったものがよりよく子どもたちの学習環境を整えていく設備、施設になっていくのかというのをよく考えていただいてやっていただきたいなと思っておりますが、そこに対してどのように考えますか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 私ども、今置かれている状況の中、財政状況も含めてですけれども、最大限できるそういう現実的な対応、これを日々重ねて子どもたちの環境を整えていかなければならないと思います。そういう中で、姶良市の学力というのは県内で1位です。鹿児島市なんかを圧倒的に抑えて1位にあるわけです。全国平均もはるかに超えております。そういうことで、姶良市に来られる保護者であったらどんどん来ていただきたいと思いますし。確かにぼろ校舎であるかもしれないけれども、その中でやっぱり中身はあるんだというふうに理解して来ていただける保護者だったら大歓迎でございます。新しい校舎がよかったらもっと他市に行かれたらいいというふうに思っております。そういったそこには優先度をつけながら最大限の取組をしていきたいというふうに思っています。 ◆11番(岩下陽太郎君) まだここに関しましては、今後もいろいろ考えていきたいなと思います。 要旨2のところになりますが、個人的には教育長答弁にあったように座席の間隔一律にこだわることはしなくてもいいのかなと。対策をしっかりしていっていけばできるのかなとも考えております。1メートルに関しましては、しっかり担保できているのかなというところも理解は私もしているので。ただ、やはりいろんな形での対応というのをしていかないといけないだろうと思います。 ただ、学校からも文書などを出されているんですが、保護者っていうのがやはり先ほど言ったように、いろんなところの報道だったりとかされていて、ちょっと不安に思っている方もいらっしゃいます。いわゆる感染対策に関しまして力強い教育長の対策に対する意気込み、また聞かせていただければと思います。 ◎教育長(小倉寛恒君) 姶良市では保健福祉部の計らいで、学校の教職員に先行接種をしていただきまして、夏休み中にほぼ9割方2回目接種は終わっております。教職員に接種券を出すと同時に小中学生を持つ保護者に対してもこの接種券を発送してあります。これは個別接種になりますけれども、それぞれやっていただいている。子どもたちを取り巻く環境というのはそういう意味でほかの他市町よりもある程度集団免疫というのはできているのかなというふうに思っております。 他市で行っている時差登校だとか分散登校というのは非常にやっぱり一般のそういったいわゆる専業主婦というんですか、そういう家庭だったら対応できますけど、共働き家庭はたまったもんじゃないと思います。朝出て行ったものが昼給食食べたら帰ってくる。今度は翌日は11時半ごろ出て行くと。そういうことをやられたらやっぱり保護者の共働き家庭ですと大変な犠牲を強いられているんですね。 今、学校では8月27日に校長会開きまして、徹底した本当に真剣に大人は取り組んでくれという話をして、昨日から明日にかけて教育委員会では全校点検に回っておりますけど、どこの学校もいわゆる教室に入る前、下駄箱のところで検温して、健康観察をして教室に入れるようにしております。だから、教職員の勤務時間もありますけど、そういう努力もやっぱり重ねているところでございます。とにかく1人も学校内で児童生徒間の感染を出さないと、こういう強い決意で今取り組んでいるところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆11番(岩下陽太郎君) 今回の一般質問、もうまとめてやると、人権というテーマにつながるのかなと思っております。現在、大学生がインターンシップに参加してくれておりまして、その学生たちがテーマにしているのも人権です。誰もが生活する中で生きづらさを感じているのではないか。それが格差や差別問題が起きている原因ではないかというところで、こうあるべきという固定概念をなくしていくことを目標に具体的な策を考え、独自性かつ現実的なアイデアを考えようとしています。 ぜひとも常に時代に即応した考えのもと、いにしえの文化ともうまくマッチングさせて人権対策を各所管で取り組んでいただけてもらえると若者たちが希望を持って姶良市に来てくれるのではないかなと期待しております。 以上をもって一般質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) これで、岩下陽太郎議員の一般質問を終わります。 ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時20分休憩) ○議長(東馬場弘君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。(午後2時31分開議) ○議長(東馬場弘君) 一般質問を続けます。 次に、2番、竹下日出志議員の発言を許します。 ◆2番(竹下日出志君)     登      壇  皆様、こんにちは。公明党姶良市議団、竹下日出志でございます。私は通告しました3つの項目について質問します。はじめに児童通学路の安全確保へ、伺います。 6月28日に千葉県八街市で飲酒運転により下校中の小学生の列にトラックが衝突し、児童5人が死傷する痛ましい事故が発生しました。そこで、以下について問います。 要旨1点目、通学路における交通安全を脅かす交通事故が後を絶たないことから、教育委員会、学校が主体となって警察と道路管理者と連携して、通学路の合同総点検を実施することになりました。本市における取組を問います。 要旨2点目、この事故を契機に飲酒運転の根絶に向けた施策をどのように考えるか伺います。 次に、公共交通サービスの移動の不便解消について質問します。高齢者らによる自動車運転免許証の自主返納は昨年だけで約55万人に上っています。地方を中心として人口減少により公共交通サービスの維持も難しさを増し、高齢者や障がい者といった交通弱者への支障が大きな課題となっています。移動の不便解消に向けて目的地まで送迎してもらえるデマンド予約型の乗合タクシーや公共交通路線の拡充について問います。 要旨1点目、大雨による災害で木津志地区が通行止めになり迂回しなければなりませんが、デマンドタクシーの運行を実施する考えはないか伺います。 要旨2点目、利用者の要望に対応するため、重富地域やその他の地域で路線バスを拡充する考えはないか伺います。 次に、高齢者のスマートフォン教室について質問します。内閣府の調査によりますと、70歳以上の高齢者の約6割はスマートフォンなどの情報通信機器を利用していないという結果が出ています。誰もが恩恵を受けられるデジタル社会の実現には世代間の情報格差解消がカギを握ると考えます。総務省は今年度高齢者にスマートフォンの利用方法やオンライン手続きを丁寧に教えてくれるデジタル活用支援員約6,000人を配置し、スマートフォン教室など全国2,172か所で開く方針であります。デジタル技術を活用し、災害時の避難誘導や必要な行政情報が登録なしで対象者に届くプッシュ型行政サービスの実現に本市でもスマートフォン教室を実施する考えはないか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  竹下議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目の1点目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 1問目の児童通学路の安全確保へ、についての2点目のご質問にお答えします。 今回の八街市での事故を受けて、内閣府から「通学路等における交通安全の確保及び飲酒運転の根絶に係る緊急対策」が示され、地方公共団体は緊急対策の趣旨を踏まえて、警察など関係機関と連携を図り、可能な対策から速やかに実施するよう求められています。 市としましては、これまでも飲酒運転根絶に向けて、警察等の関係機関及び交通安全協会等の関係団体と連携を図り、飲酒運転防止を唱える広報車での広報、街頭キャンペーンでのチラシ配布やのぼり旗による啓発、交通安全教室での周知・指導などに取り組んでおります。 今後も様々な機会を捉え、飲酒運転の危険性・悪質性を伝え、危険行為であることを再認識してもらえるよう周知・啓発に継続的に取り組んでまいります。 次に、2問目の公共交通サービスの「移動の不便」解消についての1点目のご質問にお答えします。 当該地域では、現在コミュニティバスを運行しておりますが、災害で通行止めになった際には、迂回路を確保して運行しております。 新たなコミュニティバスや予約型乗合タクシーの運行形態につきましては、道路運送法などの法令の範囲で実施され、かつ、国・県関係機関代表者、運行事業者、市内各種団体代表者等で構成されている地域公共交通会議においての協議が必要となります。 市としましては、新たな地区への予約型乗合タクシーの導入について、コミュニティバスの利用状況を含め、調査・研究をしてまいります。 2点目のご質問にお答えします。 バス事業者におかれましては、運転手不足や高齢化が深刻化しており、現在、生活路線維持のために、利用者の少ない路線の減便や廃止が行われております。 したがいまして、新たな路線バスの運行については、非常に難しい状況にあると考えておりますが、今後も市民ニーズの把握に努め、より利用しやすい公共交通網の形成について、引き続き調査・研究してまいります。 次に、3問目の高齢者の「スマートフォン教室」についてのご質問にお答えします。 総務省では、高齢者をはじめとした誰もがデジタル機器・サービスを活用することで、多様なライフスタイルを持ちつつ、豊かな人生を享受できるデジタル社会の実現に向けた取組を行っております。 その中でスマートフォンの基本操作からマイナンバーカードの申請方法などについて学べる講習会を全国で開催しており、市内ではイオンタウン姶良の店舗2か所で定期的に開催されております。 市としましては、1人でも多くの方に講習会を受講していただけるよう、周知してまいります。 また、本市においても行政サービスの利便性をさらに向上させるためのデジタル化を進め、その進捗に合わせてデジタルに不慣れな方などを対象にしたスマートフォン教室などの実施についても研究してまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の児童通学路の安全確保へ、についての1点目のご質問にお答えします。 本市の通学路合同点検につきましては、6月28日の千葉県八街市の事故を受け、国から通学路合同点検に関する依頼文が発出されたことから、本市の全小学校区を対象とした通学路合同点検を実施することとし、全ての小学校に対して、改善要望のある危険箇所の報告を依頼したところであります。 その結果、全ての小学校から挙げられた38か所の危険箇所については、当該学校、警察、道路管理者などの立ち合いの下、通学路合同点検を実施し、現在、関係機関の担当者間で協議を進めているところであります。 以上、お答えといたします。 ◆2番(竹下日出志君) 児童通学路の安全確保について再質問いたします。 通学路の安全確保については、公明党が国をリードする取組を進めてまいりました。愛知県が交通事故死者数全国最多となったことを契機に公明党愛知県本部1991年子どもの目の高さから見た通学路総点検を実施し、国会でも通学路点検の必要性を訴えました。これを受け、国は1995年から全国の小学校を対象にした通学路安全点検調査を実施しました。また、2012年には京都府亀岡市の通学路での事故をきっかけに、党内プロジェクトチームを立ち上げ、現場調査と政府への提言を重ねたことが全国の緊急合同点検につながりました。この点検では、対処が必要な箇所は7万4,483か所に上り、そのうち約98%は2019年度末までに安全対策が施されました。 今回の合同点検の実施は全国の市町村立小学校などの通学路を対象に行われます。2012年に実施された合同点検では見通しが悪い、道路が狭いなどの危険箇所を洗い出しましたが、八街市の現場のように見通しのよい道路でも事故が発生します。それを踏まえ、今回の点検では、車の速度が上がりやすい見通しのよい道路や幹線道路の抜け道、過去に事故に至らなくてもヒヤリハットの事例があった箇所、保護者、見守り活動者、地域住民から市町村へ改善要求があった箇所なども点検するよう要請しました。 また、子どもの視線を取り入れる必要性も強調しました。子どもの視点とは、例えば学校での事件事故から子どもたちを守るためのセーフティープロモーションスクール、SPSという認証制度があります。この制度は通学路や校内の危険箇所を子どもたち自身が見つけ、それを基にした安全マップを作成するもので、地域住民や行政に配付することで危険箇所の改善につなげています。今回の点検の実施要項には在校児童から得られた情報を活用するとの文言が加わっています。 本市では、通学路合同点検を実施した結果、全ての小学校から挙げられた38か所の危険箇所については、学校、警察、道路管理者等と立ち合いのもと、通学路合同点検を実施し、現在関係機関の担当者間で協議を進めているところでありますとの答弁でありました。 そこで、今回の総合合同点検では子どもの視点を取り入れるための在校児童から得られた情報を活用されているか伺います。 ◎教育部長(塚田佳明君) お答えします。 総点検、合同点検となりますとやはり大人の目線で捉えがちなんですけれども、今議員がおっしゃいましたとおり、やはり主役は子どもたちですので、子どもたちの目線というのは非常に大事であろうと思います。そういった意味から学校、そしてPTAの方々、見守り隊の方々、そしてさらにはスクールガードリーダーの方々、こういった方々も点検者として参加しておられますので、間接的に子どもたちの声が吸い上げられたものというふうに思っておりますけれども、今後さらに子どもたちの声を吸い上げる取組を進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 今回の八街市の事故現場もそうですが、ガードレールなどの設置には道路の拡幅などが必要で、すぐに対応できません。そういった場合では、最高速度を30km/hに規制するゾーン30や登下校の時間帯は一方通行にするなど、実情に合った対策が求められます。 そこで、本市のスクールゾーンでの制限速度オーバーとみられる車が多い箇所へゾーン30の設置件数と設置の要望件数、また今後のゾーン30設置計画について伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 ゾーン30につきましては、今現在姶良市内では松原なぎさ小学校の校舎を囲む周辺道路が指定されております。その他につきましては、今のところ私どものほうに要望としてあがってきている場所はないところです。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 子どもの目線で徹底的に通学路点検するために授業参観日等に親子で通学路を点検することはいかがでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 子どもの目線という観点から、やっぱり日ごろの子どもたちだけの登校時じゃなくて日曜参観での親子で登校する機会を活用したりですね。あるいは、学校では地区のそれぞれの地域ごとの保護者会があったりするわけです。これは大体夜間に行われるわけですけど。そういうときなどに話題に出していただくということで、子どもたちの目線ということが生かされているんじゃないかと考えております。 ◆2番(竹下日出志君) 八街市の事故を契機に飲酒運転の根絶に向けた施策について再質問いたします。 本市では、飲酒運転根絶に向けて警察、交通安全協会等の関係団体と連携して、飲酒運転防止を唱える広報、街頭キャンペーンの周知、指導に取組んでおられることは承知いたしました。鹿児島県警の交通統計によりますと、道路交通法違反取締の概況によりますと、令和2年中の飲酒取り締まり件数は県内で酒酔い9件、酒気帯びで351件、合計360件となっています。姶良警察署管内では令和2年の飲酒事故の発生は3件となっています。 そこで、本市で飲酒事故の場所、事故の状況を把握しておられるか伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 鹿児島県警が発表しております交通統計による姶良市内で発生した飲酒事故の3件につきましては、1件は北山地区の道路において発生した事故、もう1件は西姶良校区から総合運動公園に下っていく森山交差点付近で起きた事故、3件目はサテライト山形屋ショップから高速道路に向かって進んだところにある信号機のある交差点、その3件というふうに確認をしております。状況につきましては、事故が起きた時間帯が子どもたちの登下校の時間ではなかったこと、それから子どもやそれから歩行者等が巻き込まれる事故ではなかったというふうに確認しております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 現在の今の3件の事故現場を見ますと、通学路も含まれていると思います。そこで、事故があったところにつきましては、学校等への連絡はどのようになされたんでしょうか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) 北山地区の場所は通学路ではなかったと確認しているところですが、ほかの2件につきましては森山交差点付近は重富中学校への通学路、そして山形屋サテライトショップから高速道路に向かうほうの地点につきましては、姶良小学校の子どもたちが通学路として使っている場所だというふうに確認をしております。それぞれの事故が起きた後に学校等へ直接周知ということは男女共同参画課のほうでは行っておりませんが、当然にして教育委員会のほうからの何らかの指導を周知というところはなされているものと思っております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 飲酒事故があった場所については今後学校等にも連絡することが大切でないかなと思いますので、要請をしておきます。 福岡県では平成18年9月幼い3人の命が奪われるという誠に痛ましい飲酒運転事故が起こりました。これを契機に飲酒運転撲滅の機運が高まり、飲酒運転事故件数は一旦減少していましたが、平成21年に再び増加に転じ、平成22年の飲酒運転事故件数は337件で全国ワースト1位となりました。さらに、平成23年2月男子高校生2人が犠牲となる悲惨な事故が繰り返され、憂慮すべき状況が続いていました。悲惨な結果を引き起こす飲酒運転を撲滅するため、平成24年に福岡県飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例を制定しております。飲酒運転防止に関する指導の手引きを作成し、各市町村、教育委員会では飲酒運転撲滅に向けた教育活動をされております。 児童生徒は将来のドライバーであることから、飲酒運転撲滅のため早期教育が求められており、学校教育が果たす役割は大きなものがあります。各学校における飲酒運転防止に関する指導を通して、将来運転する立場となっても飲酒運転は絶対しない、させない、許さない、そして見逃さないという強い意志を持ち続ける児童生徒が生まれることを願っておられます。 そこで、本市でも福岡県飲酒運転防止に関する手引きを活用し、飲酒教育を実施する考えはないか伺います。 ◎教育長(小倉寛恒君) 一般的な交通安全指導というのは日ごろやっておりまして、また、年間を通して交通安全教室、警察の方に来てもらって交通安全教室というのはやっております。特に凶悪なそういった飲酒運転に対する、一般的な指導の中では行われると思います。また、中学校になりますと映写を通した飲酒運転事故などのいわゆる映画ですね。そういったものを子どもたちには見させたりして指導はしているわけですけど、特に飲酒運転に特化した指導というのはやっていないところであります。一般的な指導というのはやっております。 ◆2番(竹下日出志君) 次に、公共交通サービスの移動の不便解消について、再質問いたします。 木津志地区においては、コミュニティバスを運行しておりますが、災害で通行止めになった際に、迂回路を確保して運行しているとの答弁でありました。木津志地区の方々は、バス停まで歩いていくのが大変な思いをされておられます。現在、蒲生地区、加治木地区の山間地域はデマンドタクシーを運行しております。 そこで、姶良地区、木津志地域もデマンドタクシー運転に向けて、地域公共交通会議で協議する考えはないか伺います。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 昨年の10月から姶良地区の上名、あと加治木の中山間地域におきましては、それまで運行しておりましたコミュニティバスからデマンド交通に移行しております。この移行にあたりましては、その運行の前の年から地域の方々への座談会を開催いたしまして、地域の要望等をしっかり把握した上で、その可能性について試験運行を行い、その状況を見て、昨年10月からの運行にいたっています。コミュニティバスを予約型乗合タクシーに変更していくということになりますと、当然そのような、いわゆる事務的な分をしっかりと行いまして、ニーズの把握等をしながら切り替えることの是非について、事務方でまず検討しまして最終的には答弁にありました姶良市公共交通会議の中で議論をいただき、決定の後、運輸省のほうに申請という運びになろうかと思います。そのような手続きを踏んだ上で回していく形になりますので、今後協議、検討していきたいと考えております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 重富地域での利用者の要望は、1点目は重富地域でクオラ病院へ行く場合バス路線がなく不便である。2点目は、重富地域の高校生が蒲生高校に通学する場合、現在はJR重富駅から帖佐駅で降り、帖佐駅からバスで蒲生高校に通学しているため、重富駅発着で蒲生高校方面へのバス路線を要望するとの声もあります。また、加治木地区の利用者の要望は、1点目加治木地区循環バスで高速道路沿いの龍門滝入口から加治木インター前の中間点にあります場所で岩掃会社さん前にバス停を設置してほしい。これは高齢者がバス停まで歩くのが大変であるという声であります。 2点目は重富と共通しますが、加治木地域の方が蒲生高校へ通学する場合、加治木駅から帖佐駅で降り、帖佐駅からバスで蒲生高校に通学している。加治木駅発着で蒲生高校方面へのバス路線を要望するとの声があります。利用しやすいバス路線を考えないか伺います。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 具体的な答弁にならないかと思いますけど、まず1点目の重富地区におけるバス路線の見直しですが、クオラ病院を中心とした要望につきましては、この地域におきましては南国交通様が独自路線を運行していらっしゃいます。姶良大循環、小循環といわれるものです。この路線につきましては、非常に利用者も多く、合併以前から運行されていることもありまして、特に姶良地区の市民の皆様には非常に利便性の高い公共交通であろうかと思います。 この路線につきまして、実は昨年ある校区コミュニティ協議会のほうから、今議員仰せのクオラ病院であったりとか、この路線が帖佐駅に着く形になっておりますが、これを姶良駅に着くようにしてはどうかということで、コミュニティのほうが具体的にご自分たちで路線を考えられて、市のほうにお話に来られました。非常にいい案だなと思いまして、そのことについて南国交通様にもお伝えをして直接その事業所のほうにもいわゆる企画を持ち込まれていたという経緯もございます。 その前にはこの公共交通、地域政策課で担当しておりますが、前任の課長のほうが当時の課としてそういう病院も含めた部分について、検討もされて、同様に南国交通様に提案をされたという経緯もございます。 ただ、しかしながら、先ほどの答弁にもありましたとおり、まず非常にドライバーの不足がある。あと、今現在非常に多くの利用者の方がいらっしゃるというところもあってであろうかと思いますが、なかなか路線の見直しという部分については民間の会社として非常に厳しい部分もあるのではなかろうかなと推測しているところであります。 あと、それ以降の個々のいわゆる市民の皆さんの要望についてですが、議員も耳に入られたり、あと地域政策課のほうにも日々そのような要望はたくさんございます。公共交通を利用されるお客様といいますのは、いわゆる高齢の方が非常に多いです。ですので、バス停が非常に遠くて不便であるとか、そういったお声もよくあります。自分の自宅の前を路線が通っていればというお話もあるんですが、なかなかそこをきめ細かく公共交通のサービスとして達成していくのは非常に難しい部分もございますが、日々の要望を聞きながら可能な部分については先ほど言いました公共交通会議の中に図っていくという考え方はもっております。 あと現在、今年度新しい姶良市の公共交通計画を作成しております。今、市民の皆様に無作為でありますが3,000名の方にアンケート調査も実施しているところであります。事業所についても然りです。そういった中での情報も分析しながら、可能な限り皆様のサービス向上に努められるように努力してまいりたいと思っております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 市長に伺います。現在、姶良市は財政が大変逼迫して厳しい状況であります。市民の方々の中にはバス路線を要望しているところもありますし、また、要望に応えることで利用者が増えることは歳入の増加にもつながるとは思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。 ◎市長(湯元敏浩君) 公共交通におきましては、1番に財政の問題ございますけれども、それと同じぐらいにやはり利用者の方々のニーズというものは考えなきゃいけないと思っておりますが、実際要望されたところに路線を敷いた経験もございますが、やはり民間の運行会社が満足するような利用者の数にいたっていないところも事実でございます。ですので、公共交通というのは市民の皆様が一緒になって育てていっていただかなければいけない。つまり、新しい路線ができれば、それを利用していただかなければやはり民間の事業者に頼るわけですから、そこは利益が出ないと廃止、廃線になっていく可能性は十分にあるので、今後そのニーズが高まって、もし新しい路線を敷くのであれば、それをやはり市民の方々が育てていただいて利用していただくということをやはり皆さんのニーズとして捉えていかなければいけないと、そう思っております。 ◆2番(竹下日出志君) 最後に高齢者のスマートフォン教室について再質問いたします。 官民のデジタル改革の司令塔となるデジタル庁が昨日9月1日発足しました。公明党はデジタル庁創設にあたり、豊かな国民生活と誰一人取り残さない社会の実現のために、との理念を政府に訴えてきました。デジタル庁はデジタルの活用により一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会を目指し、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化を進めていくとしております。具体的にはスマートフォンを使い、ワンストップ1か所で官民のサービスが使える、健康診断情報などの連携でどこでも自分に合った医療福祉が受けられる、自然豊かな場所で暮らし、通勤せず、デジタル空間での仕事など将来像を示しております。デジタル化の利便性を国民が実感できることが重要であります。急ぐべきはマイナンバーカードの普及であります。本市ではスマートフォンの基本操作からマイナンバーカードの申請方法などについて学べる講習会をイオンタウン姶良の店舗2か所で定期的に開催しているとの答弁でありました。 そこで、講習会の市民への広報等やこれまで講習を受けられた方の人数について伺います。 ◎企画部長(髙山八大君) ただいまのご質疑につきましては、担当課長から答弁させます。 ◎企画部デジタル行政推進課長(湯田広美君) 答弁いたします。 現在、イオンタウン姶良2店舗においてスマートフォン教室開催されております。これは総務省のデジタル活用支援事業の助成を受けて開催しております。まず、イオンタウンにありますauショップ、こちらでは月に2回から4回程度の頻度で開催されておりまして、この時期においては1回につき1名、もしくはご夫婦でとか家族の中で限られた人数に絞って開催されておりまして、人数は確認はしていないんですけれども毎回、1名から2名程度というふうにお聞きしております。そしてまた、同じイオンタウン姶良の中でソフトバンクさんも開催しておりまして、こちらも同じように1名から2名ほど毎回参加をされているというふうにお聞きをしております。こちらでは、月に4回ほど開催しているということで、いずれにしてもこれまでの受講した方々については集計をお聞きしていないところでございます。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 今後高齢者の方へのスマートフォン講習会の案内はどのように考えておられるか伺います。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 今、担当課長答弁しましたが、いわゆる民間の携帯キャリアのほうで総務省の補助を受けて、講習会を実施していただいております。現時点では、市が独自にいわゆる今民間でやっていらっしゃる講習会を行うということは考えておりませんけれども、今現在市内の姶良市の利用分につきましても、デジタル化を進めつつあります。そういった中で市のサービスについて、いわゆるデジタルで完結するようなものが出てきましたときには、当然それを使う媒体としてはスマートフォンということも考えていかないといけませんので、そういうものが出てきた際には市のサービスを使う上での講習会等は検討していくことになろうかと思います。 以上です。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) スマートフォンを利用してのマイナンバーカードということで、ご質問にお答えしたいと思います。 私ども市民課のほうといたしましては、スマートフォンを利用してマイナンバーカードを出張申請、そして申請サポートというものを行っているところでございます。令和元年度から鹿児島県警察学校であるとか社会福祉協議会のほうから始めさせていただいたところでございますが、令和2年度におきましては、イオンタウン姶良、西街区、東街区におきまして、2年度で9日間にわたってマイナンバーカードの出張申請、そして申請サポートのほうをさせていただいたところです。スマートフォンを利用いたしましてQRコードからウェブサイトに入って、顔写真を登録して、またマイナンバーカードを登録するという方法なんですけど、この3回9日間行いました。参加いただいた方が合計で1,911人いらっしゃいました。そして、令和3年度におきましては、また警察学校でも70名、そして7月にイオンタウンのほうでも出張申請、申請サポートを行いまして、そこでは159人の方が参加していただきまして、やはり若い方から高齢者の方まで幅広い年代の方が多く参加して、申請をしていただきました。今後もまたこういった出張申請につきましては、続けていきたいというふうに考えているところです。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 市長に伺います。 市長はこの高齢者のスマートフォン教室についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(湯元敏浩君) 年配の方がどのような部分で必要かということを私ちょっと想像できないんですけれども、スマートフォンの機能を全て学ぶのではなく、自分の生活に必要な部分をどれだけ抽出して、勉強なさって学習されて、それを生活に生かしていくことか。そして、行政手続、また生活のスタイルの中で自分が必要な部分をプッシュ型ですので、選んでいくということの教室というものであれば効果があるんじゃないかと思います。私とてというか、若い人とてスマートフォンの機能全部活用している人はいないと思います。ですので、どれだけが生活に必要なのかということを学ぶ。そして、それを活用できるというような教室というのが理想的じゃないかなと思っています。 ◆2番(竹下日出志君) 最後に、今回は3つの項目、1問目、児童通学路の安全確保、2問目が公共交通サービスの移動の不便解消、3問目が高齢者のスマートフォン教室について質問しました。いずれもお受けした市民からの相談をもとに、市政を正すと同時に、課題解決への提案もさせていただきました。県内、また本市においてもデルタ株が猛威を振るい、収束の兆しも見えにくいところでありますが、こんなときだからこそ市民の声に耳を傾け、丁寧に対応していく中に市民との信頼の絆が深まり、誰一人取り残されることのないまちづくりが進んでいくものと考えます。市制施行10周年プラス1と位置づけられた本年度も後半に入ります。残り6か月に対する市長の決意を伺い、私の質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君) 去年が2020年で姶良市市制施行10周年で、それがほとんどコロナでできず、今年にかけて10プラス1としましたが、それもほとんどコロナの影響でできておりません。非常に残念な思いで今この2021年の後半を迎えようとしております。何とかコロナの感染拡大を予防することが今やるべきことになってきておりますが、アフターコロナという、ウィズコロナというこのときは必ずくるという形で、今必死に耐えている、しゃがんでいる時間を無駄にせず、ジャンプできるときに高く遠くにジャンプできるような形で、今準備を進めているところでございます。そういう気持ちで今後半を迎えようとしているところでございます。 ○議長(東馬場弘君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。 ○議長(東馬場弘君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は9月3日午前10時から開きます。(午後3時14分散会)...